最近物忘れがひどい。たとえば、トイレへ向かう途中、肝心のトイレを通り過ぎてから「はて?私は何をしようと思ったのかな?」と、来た道をもどる途中トイレを見て「あ、そういえばトイレ」。
そんなんだから、ゴールデンウィーク前半に行ったキャンプのことなど、何から思い出したらいいのか考えている時間に費やしすぎてしまった。
とりあえず、日付からでも。と、数字を入れたところで、「5」と打ち込む。
ああ、4月・・・。せめてそのくらい。
というわけで、4月27日の土曜日。
その日は長男の小学校登校日。よりによって世の中三連休だというのに、その初日に登校日だなんて。なんでも授業参観とPTA総会があるという。
今回のキャンプは我が家が何かと「キャンプキャンプ」と言っては週末を慌ただしく過ごしている様子を見て「ならばうちもキャンプやってみたいなあ」と思ってしまった家族と一緒。しかも学校の予定より先に決まっていたのだから仕方ない。
学校を休ませてしまおうか。
という思惑と、「でもGWの初日に休みっていかにもだろうな」という懸念が交錯し、結果、
「4時間目の授業参観終了後、5時間目の授業科目次第で早退させよう」という結論に達し、5時間目の授業が「国語」という休ませてもあまり支障のない授業だったので早退の運び。「家庭の用事のため早退させていただきます」に嘘はない。
晴れて堂々と早退させることになった長男の授業参観を終えるやいなや、向かったのが「天子の森オートキャンプ場」
一足先にキャンプ場へ向かっている夫は一人でテントの設営をしている。
私と子供たちは、迎えに来てくれた友人の車で天子の森に到着すると夫の隣に見覚えのある親子が。
なんと、すぐ近くの田貫湖でキャンプをされていた
みーパパさん。
いつも襲撃されてばかりなので襲撃にこられたのだという。
この日一緒にキャンプをやる友人のテントはスノーピークのアメニティードーム。
今回の初めてキャンプのために買ったのだけれど、この家族の長であるご主人は仕事のため夕方からの参加。
ということで、うちの夫が設営することに。
そんな状況の中突如現れた救世主。
「あ、ぼくアメドなら設営したことありますよ」的発言をうっかりしたばかりに手伝っていただくことに。
まるで先生(みーパパさん)と生徒(うちの夫と友人)。そしてそれを撮影しているだけの私。適材適所。
サイトが狭いのでピンと張れないことは差し引いて、噂通りたいへんスムーズに設営完了。ただし、もし何もかもが初めての友人家族だけだったら少々戸惑うことはあると思われるのでこれは「テント設営したことがある方に限り参考までに」程度で。
みーパパさんは缶ビール1本でテント設営を手伝ってくれ、そしてまた歩いて田貫湖へ戻っていった。
そしてその後は設営の仕上げ。
今回我が家が利用したのが第2キャンプ場の18・19番サイト。
(場内地図はこちらを参考にどうぞ http://tenshinomori.net/service.php)
下見の時に「今回はグループ利用だから奥のほうがいいね」と言っていたのでちょうどよかったのだけれど、一番奥の20番を利用する方がいたら申し訳ない気持ちに。
でもその後、20番を利用する方はいなかったのでほっと一安心。
2区画を、
ソラオトカー⊥ソラオトテント⊥ソラオトスクリーンタープ⊥友人テント⊥友人カー
という並びで設置。
我が家のサイトから入口方向を見るとこんなかんじ。
サイトはそれほど広くはないけれどほどよくプライベート感あり。
そして夕方から参加するのは友人のご主人だけでなく、うちの夫の弟夫婦とそして彼の仕事仲間とその彼女も。
大人8人、子供4人の計12人が宴を繰り広げるのはまぎれもなく我が家のスクリーンタープ。
宴会幕など持っていないのだから仕方ない。気候の良い季節とはいえ、夜がシンと深まるに連れ、酔った男性陣以外の女性陣には寒さが身にしみた。
宴は始終和やかにそして楽しく会話も弾んでいたのだけれど、すぐ横を流れる川の小さな滝のようなもののおかげで声を消してくれてグループキャンプにはちょうどよい環境。ただし、サイト自体はあまり広くないので盛り上がりはそこそこに。
それよりなにより。
女性陣にとって一番辛かったのがトイレ。
この第2キャンプ場、雰囲気はとても良いのだけれどトイレがだめ。
リサーチの時からこのことだけがたいへん気がかりで一度はこのキャンプ場を断念しようかと思ったくらい。
なぜなら、ソラオト史上最悪の「ぼっとんトイレ」なのだという。
トイレが綺麗だという第1キャンプ場はすでに予約が埋まっていたし、向かいの新設キャンプ場は山の斜面にあるため小さな子供がいる我が家と友人家族にはどうだろう・・・と、そしてせっかく初めてのキャンプをする友人家族のためにも多少なりとも雰囲気の良いところが・・・でもトイレが・・・ということで達した答えが、「トイレは第1キャンプ場のほうにあるトイレを使う」ということ。
昼間歩いてみたら、行きは少し坂道がしんどいものの時間にしたら5分弱程度の距離。
ならいっか、とその時は気楽に考えていたのだけれど夜になってトイレへ向かった友人がしばらくして引き返してきて「いくらおばさんでも女子一人では怖すぎる」。
かくして私も付き添うことになりおばさん2人で互の腕をつかみながら「ちょっと親密な関係ね」とかなんとか言って怖さを紛らわせていた。がしかし、帰り道に安心したところで、行く先に何か道路にうずくまっているのが見えた。
「なに、あれっ。あんなのあったっけ?っていうか、何かいる?やだ、やめてよ。」とへっぴり腰で近づいていくとただの丸太が横たわっていた。
「もう、丸太のくせに。こんちきしょう。」勝手に怯えていたおばさん2人はそれが丸太だとわかると一通りの怒りをぶつけたあと、サイトに戻って武勇伝のように語ったのだった。
子供たちが一人、また一人と寝床へ。
そして23時あたりで夫の弟夫婦とその友人カップルが帰宅。
その後しばし、我が家と友人夫婦で焚き火トークを楽しんでおやすみなさい。
翌朝も快晴。
目の前の川も気持ちよさそう~。
ということで早速子供たちは川へ。
ここの川、すっごい水が綺麗で6月の終わりくらいになるとほたる鑑賞が楽めるのだという。
しかも全国でも珍しいほたるなんだとか。どう珍しいのかは忘れてしまったのだけれど。
サワガニを捕まえたりもして。
朝食後は少しハンモックを楽しんだりさせているあいだに少しずつ撤収作業。
そうそう。あれだけ憂慮していた第2サイトのトイレ。怖いもの見たさでちょっと覗いてみたところ確かにボットンだったけれど、今こうして思い出すのも若干微妙だけれども。思っていたほどではなく、「まあ座ってしまえば肝心なところは見えないから、それ以外の見える建物の部分が許容範囲内」ということでなんと、そのまま利用。
もしかしたら夜は無理かもしれない。でもわからない・・・。
ボットンだということ以外はおそらく管理人さんがきちんと掃除をしてくれているのか、はたまた怖すぎて他に利用する人がいないからなのか、施設そのものが不衛生だという感じはない印象。
撤収後、田貫湖にいるみーパパさんの元へ伺おうと思っていたのだけれど、子供たちの「どこか楽しいところへ連れていけ」攻撃にあい後ろ髪引かれる思いでキャンプ場を後に。近くの、まかいの牧場へ向かうも駐車場から大混雑で大人はドン引き。しかもこの時点で実は大人達かなり疲労困憊。
「どこかで昼ごはんでも食べて帰ろう」ということになり地元の美味しい中華屋に寄って帰宅。
1泊2日というより、1泊1.5日だった今回のキャンプ。
近場だったから実現できたけど、やっぱりもう少し時間的余裕があるといいな。
とかいいつつ、今度の週末キャンプはこの友人家族と「遠足のあとそのままキャンプ」です。
またもや1泊1.5日。懲りない。
(施設の写真は下見の時に撮ってきたので、また別記事にて)
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