2日目。
気持ちの良い朝。キャンプのときは、夫や子供より早く起きるとすごく得したような気分に。
しかも貸切だと誰の目も気にせず過ごせるのがいい。
2泊キャンプの2日目の朝が一番幸せかも。
のんびりと朝食の支度を。
優雅に、モーニングコーヒーを。(インスタント)この日の朝は、フレンチトースト。
高原、といったらなんとなく「フレンチトースト」とウインナー、サラダの朝食なのだ。
洗い物を少なくするために、大皿料理風なフレンチトースト。
高原の爽やかで優雅なイメージにはまだ届かないもよう。
さて。朝食のあとはしばしまったり。
こどもたちも、そしてカメラを忘れてスマホのカメラだけが頼りの私も、管理棟が開くのが待ち遠しくて仕方ありません。
なぜなら。
2日目から電源コードを借りようと決めていたから。
ここのキャンプ場、電源サイトなんつーものは無いので、電源を利用するときは電源コードを借りて、炊事場から電気を引っ張ってくるシステム。
キャンプの時はゲームなどのメディアは持ち込まない!
と言いたいのだけれど、なんせ私がデジタル依存なので偉そうなこと言えず。
アナログ人間なくせに、デジタル依存。
そんな母に育てられるとこんな感じ。
この体たらくっぷり。
こんな感じでまったりしたのち、車で10分ほどの距離にあるアクアリゾート清里「天女の湯」へ。
温泉大好き、な次男。
この浮かれっぷりたるや。
第三セクター的な雰囲気(実際にそうなのかも)の建物は、経年劣化はあるものの
そこそこ(この太字にすごく意味がある)きれいで、プールもあるので水着を持って来ればお風呂の脱衣所からプールにも行けるシステム。
夏休み、そして土曜日ということもあり、きっと混んでいるのだろうな~と思いきや、お風呂はほぼ貸切。
貸切で気持ちよくゆったりとお風呂を楽しめる~♪と、体を洗っているときから次男が「まだ?まだ?」とお風呂に早く入りたくてうずうず。
ようやく、湯船へ!
と足を入れた瞬間、「あっつ!!!」
熱すぎる・・・。
推定43°Cくらいはあるだろうか。
あまりに利用者が少なすぎて(午前中だったからか)お湯がちょうどいい塩梅になっていないのだった。
私の水を弾く柔肌もさることながら、5歳児が入るにはかなり酷すぎる湯温のため、次男はお風呂のヘリに座って足湯を愉しむだけという大変残念な結果に。
それならば、と「露天に行ってみよう!」
露天ならぬるいよね、と意気揚々と照りつける日差しの下、露天に足をいれてみる。
「あっつ!!!!」
っということで、わりと高いお金を払って次男はシャワーと足湯を。
私は数分の内湯を楽しんでお風呂終了。
まあ、さっぱりしたからいいか。
と、思うほかない。
(キャンプでなにかとお風呂のエピソードが長くなるのは気のせいか。)
さて、キャンプ場に戻ってきたソラオト家一行、まずは昼食を。
因縁の「流水麺」@そうめんと蕎麦の夢の共演
昼食後は、しばしそれぞれに自分の時間をまったりと過ごします。
わたしはテントでお昼寝。
我が家のテントはずーーっとコールマンのウェザーマスターなので、他のと比べようがないのだけれども。
ただ、オシャレ感はないもののそれ以外のスペック的なことになんの不満もないのです。
夏も冬も、とっても使い勝手がよく不便を感じることがなく、新しいテントを検討する際も、このテント基準になってしまうのでなかなか基準を満たすものに出会えないのも事実で。
こどもたちはハンモック&ゲーム
&妖怪ウォッチのお菓子でおやつ
私もずいぶんとお昼寝を堪能しすぎて、このままでは「夕飯作りたくない」という廃人になりそうだったので無理やり体を起こしてキャンプ場近くの自家製ハム&ウインナーのお店へ向かうことに。
ところで。
キャンプの前日まで仕事、ということが多い私。
どうしても食事の支度に手がまわらず、最近では現地調達が主流に。
今回も、清里に入ってから3日分の食料を買い込んだのだけれど、「とりあえず」的な感じで初日の買い物を済ませ、「二日目以降の足りないものはまた買い出しに出かければいいよ」と言ったのが甘かった。
今回利用したキャンプ場の近くにはスーパーがない。
ぐるぐるとスーパー探しのドライブをしたあげく、結局はコンビニで適当に調達ということに。
キャンプ場近くの買い出しポイントチェックは重要だと、毎回思うのにどういうわけか活かされない。
で、キャンプ場から歩いてハム&ソーセージの店へ向かうのですが。
これがまたいい雰囲気なのですよ。
THE KIYOSATOって感じです。
歩いて5分もかからないそのお店がこちら。
店内はほんとうに狭くて、品数というか種類も、ハムとソーセージしかないのだけれど、とても感じのよい奥さんがいらっしゃいました。
私たちが行った時間が遅かったのもあり、ほとんど売り切れていたので、5本入り(4本だったかな)の高級ウインナーをひとつ買ってお店を出ると、奥さんがいろいろと話しかけてくださり、そして、その後キャンプ場に向かって歩きだした私たちを追いかけ、店先で売っていたお野菜を「虫がついてるかもしれないけど無農薬だから、よかったら食べて」と持たせてくれたのです。
この暑さで、すっかり萎れかけていたのだけれど、水に放したら美味しそうな緑に。
日が傾きかけ、ひぐらしの鳴き声が心地いい時間。キャンプの至福の時。
あいかわらず、タオルは干します。
こういう生活感が嫌いじゃないと、言い張ります。
本日の夕飯のメインはラタテュイユ。
スーパーが見つからず、あるもので何かを、ということでこのメニューになったのだけれど。
まあ、なんとかなるものです。
そして、私が一生懸命夕飯の支度をしているとき、夫はBBQグリル用の火を熾していたのだけれど。
その脇には、私がコンビニで「今夜は第三のビールじゃない本当のビールを1本!」と1本入魂で買ったサントリーのあの子が!
飲んでるしっ!!!!!!
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょ!ちょっと~~~~、なんで飲んでるのよ!」
金きり声を上げる妻に対し、
「え?ああ、・・・・・間違えちゃった♪」
と、実にのんきに答える夫。
憎たらしすぎる。
高級ウインナーと、このビールを飲むのが今夜最大の楽しみだったのに。
しかも夫が間違えたのは、第三のビール。
結果、わたしは夕飯で第三のビールを1本だけ嗜むということになるわけです。
この恨み・・・。
と、激しくテンションが下がりつつも夕飯の支度は進み、今宵の食卓完成。
家族でキャンプの際は特に、乾杯の写真を撮ることがない私だけれども、だけれども、この日だけは別。
証拠写真を残しておくのだ。
いつまでも「あのときパパがママのビール飲んじゃたんだよね~」
ずっと言ってやるのです。
それでも、あるもので作ったラタテュイユがびっくりするほど美味しくて、「これはたぶん奇跡の味で、もう二度と作れない」予感の中、美味しいものは荒んだ人の心を幸せにすることをあらためて実感。
高級ウインナーも、長男いわく「今まで食べたウインナーの中でナンバー1!」との称号を与えられ、財布を痛めた夫の表情もほころびます。
二日目は、昼間にデイキャンのグループがいて、そして宿泊は我が家とバンガローの家族のみ。
静かに日が暮れていきます。
そうそう、二回目にして大失敗したメスティンで炊いたご飯。
食べられるところを探すほうが至難。
これは、夫の近くに置いて私と子供の視界から遠ざけておきました。
とても心地よい気温。
ただし、湿度計は壊れているもよう。
持ってきた花火は、管理棟前の広場で楽しめるということで管理棟へ移動。
少ない花火を家族で楽しんだのち、しばらく静かな夜を過ごして就寝。
ちなみに、今回は「高原」をイメージした選曲で。
遊佐未森、アンサリー、小野リサ、モーツァルトのCDを持ってきたのだけれど、やっぱり2泊じゃ全然足りない。
と、後で気づいた、アイフォンの活用を・・・。せっかく電源あったのに。
3日目。
三日間お天気に恵まれました。
この日もお散歩。
管理棟へは2つの道があって、メインの階段とは別にトイレへ向かう小径が次男のお気に入りでした。
最終日の朝は、余った食材でごはん。
目玉焼きと、
セブンイレブンの袋入りコールスロー(これ、もう買わない。匂いがきつすぎる~)で、サンドイッチ。
ご飯を食べたあと、のんびり撤収しながらもちょうどチェックアウトの11時ぴったりに完了。
滞在中、そして撤収時と、管理人の奥さんが何度か「くわがた虫」を持ってきてくれました。
このキャンプで「カブトムシ、クワガタ」を捕るのを楽しみにしていた長男。
チェックインのときに、夫が「カブトムシとか捕れますか?」と聞いたことを気にかけてくださっていたようです。
すっごく積極的にぐいぐいくる感じの奥さんではないのだけれど、ほどよい距離感と親しみ感が心地よく、ぜひまた利用させていただきたいなあと。
キャンプ場自体は、これといって特徴もないのだけれど、こじんまりとしてアットホームな雰囲気です。
トイレも、土足厳禁だったのもあり清潔でした。
(私の勝手なイメージでは、ちょっと小奇麗な個人病院のトイレ、といった感じです・笑)←言い得て妙かも。
さて、キャンプ場をあとにして、せっかくだからと向かったサンメドウズ清里。
お約束の写真撮影。
小6のアンニュイな長男は、シレっとその場を離れていきます。
標高が高いため、お天気は少し不安定で風も強いけれど、高原の植物を観察したりパンを買ったりして高原気分を存分に満喫。
帰りに、消化不良の次男の要望でコイン電車に乗車。
1人で乗るのは嫌だから~という次男の希望は、家族の多数決により長男が一緒に乗ることになり、アンニュイ小6男児、渋々と。
1週まわったところで、「えぇ~~まだ~?」と、露骨に嫌そうな態度の長男。
残念ながら3週半まわったところで、駅とはまったく関係のない位置で停車。
次に乗る人は、駅からではないおかしな場所からの乗車になるらしい。
嫌々乗っていた長男の、「早く終わって欲しい」という希望むなしく、オーバーステーションというサービスで本日のレジャー終わり。
※全然、ブログを見ていない日々が続いており、お気にりに登録させていただいているブログの徘徊もできていません。
しばらくご無沙汰してしまって申し訳ありません。
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