乙女de初母子キャンプ、の巻

ソラオト

2015年04月27日 01:36


現在、モンスターを探しにSNSの世界から
バーチャルの世界で活躍されているであろう、この方から、
「まるで雑誌のよう」的な素敵なコメントをいただいたので今回のTOP画像に抜擢。

さらに。
今回の母子キャンプの前の週に、
物欲夫婦さんとポタポタさんに会いに向かったキャンプ場で撮影しておいたこれ。



勘のいい方はそろそろお気づきかと。
私が今回のキャンプでいかに乙女をアピールしていくかを。




2015.4.18(sat)-19(sun)


まだ寒風吹きすさぶ2月の頃、それまで、予定は未定を言い訳にのらりくらりと過ごしていた私の元に、LINEが届きました。
「母子キャンプをしませんか。705さんも誘っています。」
といったような内容の。

ぬぬ。新たな戦法。
3月4月は、長男の小学校卒業と中学入学を控えていたので予定を立てずにいたのだけれど、私がかねてより705さんとはキャンプをご一緒したかったという気持ちを知ってか知らずか、その辺をうまい具合に攻めてくる女、それがコショウ


その後3人は、LINEで日程について一気に盛り上がったトークを展開したかと思うと、その後パタリと通信が途絶え、そしてそろそろ場所を決めなければ・・・という頃合で、ふたたび白熱トーク。
こういう場合、誰か一人くらいは「私はどこでもいいよ~」と他力本願的穏やか女子が存在するのだけれど、この3人にいたってはそれぞれがそれぞれに行きたいところを申し出て、そしてそこからそれぞれの希望等を照合しながら精査していく、といった非常に建設的なトークが展開されていた。そこからして実は乙女というよりなんていうか、その。

どうして乙女キャンプなのかというと、決まった場所が「乙女森林公園第2キャンプ場」だから。
そういうこと。

でも、私は決めた。
今回のテーマは「乙女」
他の2人には強制はしない。でもきっと2人ならやってくれるはず。

当日、私は朝から自宅の庭に咲くクリスマスローズとムスカリをルンルンしながら摘んでいた。
もう一度言うけど、ルンルンしながら、だ。

そしてTOP画像のような感じで荷物にまとめて、いざ出発。

乙女に気を取られていてすっかり忘れていたけれど、初母子キャン。
中学生になり今まで以上に母離れが加速化している長男にはもちろん「行かない」と言われたので、愛くるしい5歳児の次男を連れて。
そして、往復の足は、私が普段通勤で乗り慣れている軽ワンボックスカー。
荷物もたくさん乗るし、運転もしやすいし、母子キャンにはちょうどいいのだけれど、出発してすぐに母は気づきます。
初めて行くキャンプ場なのに、ルートがわからない。そしてこの車にはナビが装備されていない。

ってことで、スマホ頼み。


おかげで、いつも通っているはずの道さえも、ナビの指示通りに走ったため遠回りする羽目に。

このキャンプ場に向かうには、私の「地元で好きなスーパー」の上位にランキングされている、フードストアあおきに寄ることも可能。
これだけで、まずテンションがアップ。
正直、母子キャンプに不安がなかったわけでもなく。
いつもなら、夫と二人で「仲良く」設営するか、もしくは司令塔に徹し、ただ指示するだけか、の私。
特に今回使用するラーゲルレーヴはまだ手元に来て数回しか使用していなかったので、後者「司令塔」の方。
さらには、夫が気を利かせてソロ用バージョン(ワンルーム)にしておいたため、現地でツールームにすべく接着の儀を執り行わなければならないときている。
にも関わらず、夫からの至極適当な口頭説明だけを頼りにYouTubeなどでのイメージトレーニングは一切なし。

ラーゲルユーザーのコショウちゃんは、学校の役員会があり遅れてくるというので、ここは母子キャン練磨の705さんに心理的に頼るしかない。



一番に到着。
駐車場で5分ほど途方に暮れてみる。
次男に「ずっとここにいるの?」と言われ現実に引き戻された母は、意を決して管理棟へ。
意気揚々と3組分の代金を支払おうと財布を開けると、諭吉が1人と英世が3人。
足りない。
さっきフードストアあおきではしゃぐんじゃなかった。

夫婦別財布制の我が家。キャンプでは主に夫が財布を出すことになっているので、こういうところでも母子キャンのスキルに欠けていたのだと気付かされます。

さて、一人で設営をすると決めたからにはやるしかない。
周囲のキャンパーさんに「あれ?あの人母子2人なの?なんか困ってる感じ?」と、かわいそうな目で見られないためにもできるだけ平静を装い、なおかつ「母子キャンプに慣れています」感を出していくことを己に課していざ。

が。こんなときに限って、強風。
バサバサと煽られつつも、さきほどの課題を遂行するのみ。
夫も未経験な、ラーゲルレーヴオールペグダウンを敢行。



(705さんのレポより勝手に拝借)

すべてが終わると、風が止み、そして705さん一家到着。神は私を成長させようとしてくれたに違いない。


705さんちは、お兄ちゃんと妹ちゃんの3人で参加。
二人とも人見知り的なものはないので、うちのシャイBOY次男をごく自然に友達化してくれ、なんなら私だっても友達。
そして上の写真で写っているテンティピを、705さんがサクサクサク~っとひとりであっというまに設営。
気が付けば初下ろしのモンローも設営。



これ、すっごいかわいくて二人でキャッキャしながら撮影。
でも、こんなに可愛い子だけどお値段聞いてびっくり。ため息しか出ません。


落ち着いたところで、サイトから見える景色を撮ってみたり



今宵、宴会場となる705さんちのテンティピに荷物を運んだり。





今夜は、ラーゲルレーブの2部屋を、我が家とコショウちゃんで使用。


母子キャンプって、自分の持っていきたい荷物だけなので、なんだかストレスフリー。
いつも、「これ使うの」「なんか邪魔じゃない?」と心の中で思っている夫の荷物がないってことが、こんなにも快適だなんて。

と、毒が早くも出だしたところで、朝、ルンルンしながら摘んだお花をディスプレイ。



なんといっても「乙女」ですから。
お花を飾ったところで、子供たちの小腹が空き始めたもよう。



こどもたちのおやつタイムに便乗して、私と705さんも小休憩。
そこへ、思いのほか早く所用を済ませたコショウちゃん到着。

夕飯直前だというのにヘビー目なおやつを差し出すコショウ、そして手を出すソラオト。
バタバタとしている中、手作りのおやつを持参するだなんて、やはり乙女コンセプトが浸透しているに違いない。

(ピンボケしちゃったけど、おいしくいただきました)

そうこうしていると、日が暮れてきたので夕飯の準備に取り掛かります。



こんな素敵な夜景を眺めながら、隣ではコショウちゃんがししゃもを取り出し・・・
網の上でただそれをひたすら焼くという作業光景が目に飛び込んできました。
彼女は静かに言い放ちます。
「今日は、これとあと焼き鳥もあるんですよ。」

ししゃもと焼き鳥。

乙女コンセプトから一気に遠ざかり、もはやオヤジ。
「その焼き網いいね」と、褒めるポイントを見失った私。そのときの私、ちゃんと目が笑っていたでしょうか。
平静を装っていたつもりだったけれど、バケットに乗せる「きのことアスパラのソテー」にバターと醤油を入れるのをすっかり忘れていたことは打ち明けられないくらい動揺していたのかも。



さて、「謎のシャレオツ飯」(コショウ評)は、あくまでも乙女な大人達用で、子供用にはつくねと味ご飯を用意。
つくねは食卓に上がる前に完売御礼。(なんせ5本しか用意していなかった)
味ご飯は、先日出かけた長島スパーランドの売店で買った「名古屋コーチン飯」(混ぜるだけ/ただし炊き加減を若干失敗)

さらに、705さんのブログにもコショウちゃんのブログにもまるで登場していない、幻の「牛スネ肉の煮込み」(ソラオト18番)も大人用に提供。


もはや自分のカメラにも収まっていないので、もしかしたら本当に私の気のせいだったのかもしれない。


飲んで食べて喋って、また飲んで食べて喋って、と母子キャンプらしくひたすらそれを繰り返していると、外で「ドーン」という大きな音が。
「やだ、あれだよあれ。自衛隊。」
乙女達はやさぐれながらそう決めつけます。
ところがその「ドーン」の音のあとに小さく「パラパラーー」という何か小さなものが飛び散るような音も聞こえてくるでは。
「花火じゃない?」
花火かもという推測がなされると、子供たちはもちろんやさぐれ乙女達もたちまち俊敏な動きでテントの外へ。
慌てすぎて靴もうまく履けません。



慌てすぎて撮影した花火もこの程度。(三脚なしで花火は無謀?)

そんなふうにして、思いがけず花火も楽しめたところで、ふたたびテントに戻ってまったりタイム。
そして23時頃、就寝の流れに。

なんといっても母子キャンプ。
翌朝の撤収のこととか、子供たちのこととか考えると、ほどよい時間に寝床に入るのはとっても心地よい。
しかし。心地よく就寝、のはずが寒い。
一応、セラミックファンヒーターを持ってきたのだけれど、これが夜中に何度も切れる。
そしてその度に本体を叩くとまた動く、という昭和のボケみたいな電化製品にイライラしていたのと、
出がけに「念のため毛布持っていこうかな」と言う私に、「えぇぇ!?いらないでしょー」と言い放った夫のことを恨めしく思いながら、浅い眠りを繰り返していた。



ちなみに、私と次男の場合、次男が寝袋から出てしまうため、次男用の布団風筒型寝袋を下に敷いて上に私のマミー型寝袋(3シーズン用)を掛けて寝るというスタイル。
そのため、寒い時期の毛布の必要性が高い。
さらに、いつもならマミー型を下に敷くのだけれど、今回はインフレータブルマットを持参しなかったので少しでも厚みのある筒型の方を下にしたため、掛ふとん的役割のマミー型が気持ち程度の活躍ぶり。
かろうじて持ってきていたブランケットでなんとかしのげたレベル。
本来の寝袋の使用方法だったら寒くなかったかも。




翌朝。

重い体を起こしてテントの外に出てみると、目の前に富士山。
爽やかな朝。
だらだらと身支度をととのえ、だらだらと朝食の準備に。


うちの長男の中学入学を祝って炊いてきたというお赤飯のおにぎり@コショウ



カップでできるとかいう生パスタ@705


私も適当に用意して、グダグダと食べたり喋ったりまたなんか作ったり。
このあたりの記憶がもうあいまい。


グダグダしつつも、撤収時間は近づいてきたのでそれぞれに稼働。
あまりに私が「ペグダウンが疲れた」「撤収の際にまたあれを全部抜くのかと思うとうんざりする」
と言っていたため、ペグは全部コショウちゃんが抜いてくれました。


あと、撤収中だというのに、705さんのサインプレート?があまりにかわいくて写真を撮る。


そして、705さんの好意に甘えなにやら目論むコショウ&ソラオト(いつかわかる日がくるはず)


一番最後まで居残り撤収となってしまったけれど、管理人の方もとても親切に対応してくださいました。


お決まりの集合写真は、母子キャンらしく?誰も三脚を持ってきていないので子供達だけで、と。


(コショウちゃん&705さんが唯一写っているのはこれ1枚きり)

子供たちはなかなか集合してくれず。



それでも最後にみんなでそろって記念撮影できました。




初めての母子キャンプ。
不安なこともあったけれど、やればできるし、やってみてわかったこともある。
何より楽しかった。
運転からテントの設営、撤収、食事の支度、洗い物(今回は705さんが全部洗ってくれたけど)
それから、子供の世話。
全部一人でやるのは疲れるなあって思ったけれど、わりと自然にみんなで協力したり、
子供も母だけだといつもよりわがままが少ないし協力的。
帰りの車の中も、次男と二人、小さな旅みたいな感じで楽しかった。
母子キャンプ。はまりそう。



期間限定で(乙女記事に合わせて)テンプレート変更中


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