サイトというより、もはや庭?快適な香りがします。
写真右上の奥に写っているのが、フリーサイトで砂利なので芝生サイトより1000円安い4500円なのだそう。
芝生サイトは魅力的だけど、手狭で作りこまれた感じがキャンプっぽくないかな~とも思いましたが、なんとなくその場の雰囲気で芝生のほうに。
インスタントラーメンで腹ごしらえしたらテント設営。
二人とも珍しく設営を手伝っているのかなーと
思いきや、すぐ喧嘩。
「手伝わなくてもいいから、邪魔もしないでっ」
最終的にはこうなります。
しかし今回はテントだけの設営なので、いつもの数十倍の速さで完成~。
もうスクリーンタープ設営したくない。
まだ兄弟喧嘩してます・・・
テント設営も終わり、さてのんびり・・・としたいところですが、今回コンパクトキャンプを目指したため、調味料類を一式持ってきませんでした。
下田で魚介類を買った後、コンビニで焼肉のたれと食事用の水、それと翌朝のパンとジャムを買ったのですが、その時チラっと頭を横切った「醤油」の必要性に後から気づくはめに。
私としてはBBQだから焼肉のたれがあれば事足りるかなーと考えていたのですが、夫にしてみたら
「焼きサザエには、なんとしても醤油」だそう。
管理人の奥さんに「この近くで醤油売っているところありますか?」
と聞くと、「雲見の方に行けば・・・。車で7、8分くらい」とのこと。
その程度ならいっか~。
と、のんきに出発。
その前に海岸の方に行ってみようということになり、狭い坂道を集落のある方へ車で降りて行きました。
そもそも、今回のキャンプの目的の一つ。
「海岸で磯遊び」は
子供たちの楽しみでもあったのです。
しかし着いたのは小さな小さな港。
この集落の生活港みたいなところでとても磯遊びの雰囲気ではありません。
でも確か、磯遊びをしていた方のブログを見たのでどこかにそんな海岸があるはず。
と、今度は波勝崎苑の方へ向かってみました。
山道をくねくねと車を走らせます。
が、到着したのは波勝崎苑。
野ザルの楽園です。
しかも有料。
子供たちは、磯遊びができない代わりに猿園に入りたいと言います。
大人たちは、猿に払うお金を惜しみます。
結果、年長者の意見に従ってUターン決定。
再び山道を走ります。
そしてキャンプ場を通り過ぎて醤油を求め雲見界隈へ向かうのですが、若干の疲労が出てきた妻は夫に改めて確認しました。
「醤油じゃなきゃだめ?
焼肉のたれでもいいんじゃない?」
しかし夫も頑なです。
「いや、醤油で」
仕方なく醤油だけのために山道ドライブにつきあいます。
よくよく考えたら、夫が一人で買いに行けば良かったのです。
そんなモヤモヤした思いでいると、次男がゲホゲホと妙な咳き込みを始めました。
コンコン・・・げほっ
コン・・・・・ゲホッゲホッ
グェェ~~ッ
(空の画像でお楽しみください)
本日2度目のリバースなり・・・。
「キャンプ場へ戻って!!」
つぼ焼きには醤油の夫もこれには黙って従うしかありません。
キャンプ場へ戻るも、次男は吐いてスッキリ。元気も回復。
それにしても、ちょっと山道ドライブてんこ盛り過ぎたのでしょう。
意味もなく夫のせいみたいな空気にしたくなる妻です。
が、険悪な空気ではキャンプも楽しくないので、気持ちを切り替え早速BBQの支度に。
本日のメインは新鮮魚介!
あれほど、サザエには醤油と訴えていた夫も、
「焼肉のたれでも旨いね」
・・・。
言葉を失いかけましたが、ま、美味しかったのなら良かったです。
私はなんといってもアワビが美味しく、いや、金目鯛も美味しかったし、巨大マッシュルームも美味しかったし・・・
全部美味しくいただきました。
美味しい食事とアルコール。
これで本日のトラブルも水に・・・アルコールで流しましょう。
海の方はきれいな夕日が眺められたに違いありません。
今度はぜひ海眺望キャンプに行きたいものです。
日も落ちてだんだん冷え込んできました。
白ワインとカマンベールチーズ焼きで締めて、私は寝床に入る準備を。
洗い物だけ済ませ、あとはゴミ箱を車に仕舞うか、テントの前室に仕舞うか、いずれにしても
「ゴミ箱だけはちゃんとしまっておいて」
と釘をさして就寝。
翌朝。
早朝からなにやらガサゴソと音がします。
夫が先に起きているようでした。
まだ早いけど・・・と起きてみると、夫が
「昨日、ゴミ箱をゴミ置き場に置いておいたら動物に荒らされた」
はぁ(゚Д゚≡゚Д゚)?
事情を聞いてみると、生ゴミの臭いが気になったので、ゴミ箱ごとキャンプ場のゴミ置き場に置いたらしく。
ゴミ置き場には柵の扉がついていたから、大丈夫だと思って・・・とのこと。
いや・・・・
扉に鍵が付いていないから・・・開いちゃうよね・・・・・・
せめて、両開きになる扉をカラビナで鍵しておけばよかったのに・・・
って、言いたいのを我慢して
「ま、しょうがないよ・・・」
とだけ言っておきました。
きっと夫も「やべっ、妻に怒られる」と、
慌てて早朝から一人片付けをしていたのでしょう。
朝、6時前だというのにひと仕事終えて疲労を漂わせていました。
そんな夫に
「コーヒーでも淹れる?」
と、声を掛けます。
「おっ、いいね。」
穏やかな空気が流れかけましたが、同時にコーヒーを忘れたことに気づきました。
「あ、コーヒーなかった」
醤油に続き、コーヒーも無し。
軽く嫌がらせのようです。
コーヒーは無かったけれど、紅茶があったのでひとまずティータイム。
そして質素な朝食。
そういえば、私たちの他にバイクで来ていたソロキャンパーの方がいましたが、私たちが朝食を食べ始める頃にはキャンプ場を出発していました。
でも、ここのキャンプ場、管理人さんが夜はいなくなってしまうので、私たちの他にもキャンプをしている人がいてなんとなく心強かったです。
そうこうしていると、管理人さんが登場。
本日はご主人の方でした。
最初は軽く挨拶をしただけだったのですが、この管理人さんとてもお話好きのようで、その後はずっといろんな話をきかせてくれました。(撤収中もずっとノンストップトーキングだったのでとても人懐こい方だと思われます・笑)
そして飼われているワンちゃんも連れてきてくださったのですが、実は我が家大型犬が苦手でして・・・(^^;)
でもとてもお利口で大人しいワンちゃんでした。
我が家が利用したサイトの横が小さいながらもドッグランになっていたので、ワンちゃん連れのキャンプにも良さそうですねー。
撤収作業中に暇を持て余していた長男が次男を撮影していました。
「コビトジナン」
偶然なのか、ちゃんと次男にピントがあっていました。
そして、予定を大幅にオーバーしてチェックアウト。
時間にしたら10時前だったので早いほうなのですが、このあと雲見海岸で行われる「海賊料理祭り」に行きたかったので早めにチェックアウトする予定でした。
海賊料理祭りの会場に到着したのが10時すぎ。
すでにお目当てだった、マグロの解体ショーは終わってしまい、新鮮なマグロのお刺身にはありつけませんでした。
残念。
でも、かにの味噌汁・・・これがまたいつもだったら出汁程度の扱いのカニの身が、甘くてふっくらしていてめちゃくちゃ美味しかった~。
あとは、こんなふうに、あちこちでドラム缶グリルで魚を焼いてくれています。
それを適当にもらいます。
かなりゆるーい感じです。
ゆるい感じなので、全く見ず知らずの人たちを撮影していても許されました。
(勝手に私がそう思っただけです。)
ただ、砂浜なので歩きにくいし靴を選ばないと砂だらけに。
長男は「だめだよ」と注意したにもかかわらず波打ち際で遊んだので、ズボンもびしょ濡れに。
「着替えないじゃんっ!どうするのよっ!もう、ほんとヤダッ」
女はつまらないことでいちいち目くじら立てる生き物です。
しかし素晴らしいことにこの雲見海水浴場には足湯があるのです。
ただし熱いです・・・。
夏の海水浴シーズンに、この熱さはどう対応しているものか気になりました。
よくよく考えたら海水浴に足湯はあまり必要ないかもしれません。
きっと冬の海岸をフレッシュな雰囲気の恋人たちが、裸足で波打ち際をキャッキャとはしゃいで、
「ちょっと寒くなっちゃったね」なんて言いながら夕日に染まる海を見ながら足湯で温まったりなんかしちゃうんでしょうねぇ。
・・・チッ。
さて帰りますか。
雲見の民宿街を歩いて駐車場へ。
なかなかレトロで穏やかな時間が流れている海辺の町でした。
そんな町を出発してしばらくすると、次男が「アイス食べたい」と言うので途中寄ったスーパーで大発見。
新鮮なお魚が激安っ!
どんだけ安いかっていうと、
かます、小ムツ 10円。
10円って!!
我が家はかますと、320円の鯵、120円の鯖を購入
張り切って買ってきた妻に待っていたのが、魚を捌くこと・・・。
さんまでさえも、エラワタ取りしてもらい三枚におろすのも魚屋さんまかせの私。
そんな私が小さく唸りながら万能包丁で魚の頭をぼとりと切り落とし、うわぁと嘆きつつやっとこさで三枚におろした次第。
こんなバイオレンスな家事、一年に一度のレアイベントです。
頑張った甲斐あって、お刺身にしていただいた鯵も、塩焼きにした鯖もかますも大盛況。
西伊豆に出かけたらこのスーパーは絶対寄るべし、です。
今回のキャンプ、ハプニングは多かったけれど、新鮮な魚介を食べるという目的は十分に達成したし、次回に生かせる教訓も学べたし、荷物もどこまで少なくするか必要最低限っていう目安もできたし、得るものはたくさんありました。
伊豆のキャンプ。夏はしんどいかなーと思いますが、まだまだ気になっているキャンプ場があるので出かけてみようと思います。
しかし、さすがに秋キャンプも10月を過ぎてくると夜の寒さに怯んできますね・・・。
冬キャンプはちょっと無理だと踏んだソラオト家。
11月を最後に今年のキャンプはクローズです。
11月もかなり寒そうですが・・・地元朝霧界隈に出没予定。
最後はイベント関係で締めることになりそうです。
ちなみにプチ情報♪
11月の3・4・5日は
富士宮市の秋祭りがあります。
各町内から山車が出て市内をお囃子が賑やかに響きわたります。
中心部にある浅間大社では露店がたくさん出ます。
朝霧高原から市内までは車で30分程度・・・かな。
意外に富士宮市内の中心地まで来るキャンパーさんは少ないのかもしれませんが、浅間大社はおすすめのパワースポットなのでキャンプでお越しの際はぜひ寄ってみてください(^O^)
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