こたつ
さてすっかり年末。
帰省もなければ年越しキャンプもない。
掃除してご馳走食べてまったり過ごす6日間の連休。目標は太らない。
たかが6連休に太ってたまるか精神で。
お気に入りキャンパーさんの一人、kamomeさんという愉快な方のブログで
「キャンプにこたつ」というセンセーショナルなシーンを見かけた。
スノーピークホームページか何かで見た、IGTの使い方のひとつとしてシュラフやらのキャンプグッズを駆使してこたつのような使い方を推進するそれとは違い、本当の本当にこたつなのだった。
そこがテントの中だと知らなければ、上京してきたばかりの男子のひとり暮らしの部屋ウインターバージョン。
こたつの無い暮らしをして早10年のソラオト家。
家にこたつがないのに、キャンプでこたつだなんて贅沢極まりないと羨ましげに眺めていたあの日。
そんなとき。義弟という名の神様が。
長男からの依頼を受けてのプレゼント。それは手作り。ちょっとした空き時間に作成したのだそう。
そういえば、夫の弟は大工。ついでにいうと、その奥さんは一級建築士。でも今回のこたつ制作には関係ない。
いつか何かを頼もう。
で、これがそのこたつ。
裏面にはちゃんとヒーターがついているのだけれど、脚をたたむとそのヒーターにかかってちょうどよくたためない。
天板の木は雰囲気よろしく素敵な感じなのだけれど、ヒーターを直接天板に止めてあるので布団ははさめない。
「布団はさむんだったらヒーターはずして別の木枠みたいなのに止めるといいよ」
屈託なく大工という名の神は笑うので、
「面倒だからこのまま使うよ」
と屈託なく返答。
そのときソラオト夫妻は「これはキャンプで使える」という思考回路。キャンパーとして順調に成長中。
このままだともちろん天板に布団がはさめず、こたつとしての機能は十分に働かないのだけれど、毛布を足もとにかけて遠赤外線の直接攻撃をブロック。温められた毛布で足元を温められる上に、ヒーターがむき出しになっているので、こたつのある空間のH2Oも温める作戦。
その空間とはまさにテントの中。
冬キャンプ。ああ、冬キャンプ。
イメトレのため、わざわざウッドデッキにこたつを出して、そのへんにあった飲み干したシャンパンの瓶と食べかけの食パンと熟しすぎた洋梨を飾ってみる。セッティングセンスに若干の疑問を抱きつつ気分は洋風。
「ワオ」とか、「いいねぇ」とかのアラフォーの独り言はなるべく近所に聞かれないよう、撮影を。
そうして、焚火台も職場の人から格安で新品を譲っていただくことになったりして、ソラオト家の冬キャン装備が整っていく2012年の暮れ。
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