GWの恐竜博物館は大混雑が予想されたので、朝一の開館前に到着を目指すため、朝ごはんは移動の車中でサンドイッチをほおばろうと、母はがんばって早起き。
6時前には起床したのだけれど、前の晩は思いのほか寒くてあまり熟睡できず。
起床時には氷点下で、6時過ぎてようやくこの気温。
(この時計、0度以下はエラーになるシステム)
かじかむ手を温めながら速やかにサンドイッチを作って出発。
キャンプ場からは、車で1時間半ほどの距離。(だったかな・・・)
8時半ごろ博物館に到着。入り口前の駐車場までスムーズに進み、駐車場も多少の混雑程度で空きもまだ十分にあったけれど、入り口に並ぶ列ができていたのですぐさま並ぶ。
そして開館。
次男のワクワク感がとまらず、「早く早く」といわれ続けて、ようやく。
ややや!
これは、楽しい!
長男も夢中。
次男も夢中。
長男の大好きな亀の化石コーナーも。
博物館大好き家族なので、いろんなところで恐竜骨格の展示などをみてきたけれど、ここは評判どおりの充実度!
これでもかっていうくらい恐竜がいてほんと楽しかった。
GWで混雑していたので足早に見て回ったのだけれど、空いているときにじっくり見たかったな。
博物館を出たあとは、敷地内で催されていたテント市へ。
博物館の売店が大混雑でろくに買い物ができなかったため、消化不良のこどもたちはここで少しだけ発散。
博物館って、「観て」楽しむことがメインで、思いっきり体を動かせないこと多いから、外で遊べるのってとても助かる。
他にも公園みたいなところがあって、お天気がよければ一日楽しめそう。
化石発掘体験もあるようなのでけれど、今回は時間が読めなかったので予約せず。長男がすごくやりたがっていたので、予約しておけばよかったなあと後悔したり。
これから博物館に入る人たちの車の列を横目に「早起きは三文の徳だね!」とご機嫌よく博物館をあとにします。
時間はAM11時ごろだったか。
博物館の帰りに、キャンプ場近くの温泉による予定だったけれど、夫が
「こんなチケットがあった~。ここのお風呂、50%OFFなんだって!」
と、小さな割引チケットを入手し自慢げに見せてくれたので、急遽予定変更でその温泉へ向かうことに。
ナビに住所を設定し、車を走らせることおよそ10分。
「
勝山温泉センター水芭蕉」
という温泉施設へ。
元々は公共の施設だったようで、館内は飾り気とかおしゃれ感とかは無いシンプルな雰囲気だけれど清潔感はあり、ソラオト基準もクリア。
受付で意気揚々と例のチケットを見せると驚愕の事実が。
「大人1人500円だから、50%OFFの250円でお風呂入れるなんて素敵だよね!」
と浮かれちょうちん夫婦だったのに。
受付の方に
「これは、50円OFFです」
と言われ、一瞬にしてフリーズ。
確かによーーく見ると、「
50円OFF」
(表示を忠実に再現してみました)
歳をとると、小さい文字はよく見えなくなるし、自分に都合のいいところしか見えなくなるのだ。
でもだからといって「じゃあいいです」とも言えず、ささやかに50円OFFを満喫することにして、おとなしくお風呂をいただく。
時間的にちょうどお昼時ということもあったにしても、GW真っ只中。
にもかかわらず、人はまばらで着替えもノンストレス。
脱衣所でただおしゃべりを満喫している若いお嬢さんもいない。(けっこうしつこい)
しかも、着替えロッカーは、靴箱のロッカー番号と連動しているのであらかじめ自分で空いていそうなロッカーを選ぶこともでき、とっても良いシステムだし、それに、泉質も好みだった。
お風呂の清潔度を優先する私が泉質を評価することは稀なのだけれど、この温泉に入ったあとすごく疲れがとれて、そして夜も体が冷えることなくたいへんスムーズな入眠を得ることができた。
(まあ、他の温泉でもそうなのかもしれないけれど、いつになくそれを感じたのは事実)
お風呂から出てきて、その施設でお昼ごはんを食べようか迷ったあげく、博物館でもらってきた「勝山グルメマップ」なるものを参考に別の食事処へ移動することに。
当初は「蕎麦屋」目的で目星をつけ向かったのだけれど、近くの蕎麦屋がどこも駐車場がいっぱいで入ることすらできず。
最終的に、ウロウロしている界隈で一番近くにたまたまあった「ハッピー」さんという喫茶店?的なレストランへ。
新しいけど、とくに目立った外観でもなくおしゃれ感とかもあるわけではない普通のレストランなので、特に期待もせず中へ。
中に入ると満席だと、すぐに若い男性定員さんから告げられるも、「よかったらカウンターでお待ちいただければ、お席のほう空き次第ご案内させていただきます」とさわやかに案内され、自然な流れで家族4人カウンター席へ。
カウンター席だけれど、テーブル幅も広く、4歳の次男がイスに座っても無理なく食事がとれそうだった。
それに、家族4人でカウンターに座って食事するのもあまり機会がないのでたまには良いかも、と思い、ボックス席が空いてもそのままでいることに。
私たちが注文した食事を待っている間も、お客さんは入れ替わりやってきて常に満席。
実際、私が注文した中華風ネギトロ丼もおいしかったし、食の細い長男も、注文したソースカツ丼が「うまいうまい!」と言ってペロリとたいらげていた。
なにより、お店の方たちの印象がよかった。
過度なサービスがあるわけでも、これみよがしなホスピタリティあふれる接客でもないのだけれど、とにかく居心地がよかった。
私は別にそのことを口にしたわけではなかったのだけれど、お店を出ると長男が
「なんかお店の人が感じよかったね」
と言ったので驚いた。
小学6年男児がそんなことを言うくらいだから、やっぱり良い雰囲気だったのだろう。
近くにあったらまたぜひ伺いたいのだけれど、もう2度と足を運ぶ機会もないのだ。
残念。
とても気分のいいソラオト一家はキャンプ場へ戻ります。
そこで待ち構えていたのは、大量発生していた小さなバッタみたいな虫。
この写真は、ほんの一部(できるだけ少ない部分)を撮影しただけで、実際はウジャウジャの状態。
さらに、ものすごく小さな毛虫みたいなのもいっぱいいて、さながら虫王国と化していた我がサイト。
もはや、「きゃぁ~~」なんてかわいらしい声をあげている場合でもないので、「くぉ~~のやっろーーーー」と、バッサバッサ素手で払いのける手段。
か弱かった私もずいぶんと強くなったものです。
払いのけても払いのけても再び群がる虫どもを放置して、気分転換にキャンプ場の散策へ。
キャンプ場内を石徹白(いとしろ)川が流れているので、夏は川遊びもできそう。
ただ、夏はもっと虫も増えそう。
キャンプ場のことを。
(キャンプ場HPより拝借)
私たちが利用したオートキャンプサイトは、管理等から少し離れたところにあり、橋を渡っていきます。
(同じようにオートじゃないほうのキャンプサイトも橋を渡るのだけれど、そちらのほうが雰囲気◎)
橋を渡るとすぐ、左手側にこんな感じでオートサイトに。
トイレ。女性用は、和式の水洗が3つ。
男性用は、小便器のほかに和式の水洗が1つあったようで。
GWで混雑している時だったせいもあり、この和式トイレの水の流れが悪くなっていたり、トイレットペーパーが切れていたり、お掃除もいまいちだったり、そしてドアの立て付けが悪く鍵もかかりにくい。鍵がかかったはいいが、開けられない・・・というスリリング具合。
男性のほうは個室がひとつしかなくそして薄暗い感じがこわかったようで、夕飯時にお腹が痛くなった長男が「怖くて落ち着かなかった」との評。
橋を渡る前にあるバーベキュー広場のトイレのほうがきれいだったと、夫談。
ソラオト基準(5段階評価)でいうところの、「1.5」
けっこう厳しいかも。
和式は、小さい子供連れだと大変だし、まあ他にもいろいろとストレスがあったことを受けての評価。
厳し目に評価しておくと、これを見て実際利用した方が少しでも「あ、思っていたよりマシかも」と思っていただければ。
というポジティブ発信が隠されていることもアナウンスしておきます。
ちなみに、橋を渡って右手側は以前トレーラーサイトだったようで、細長い区画の電源サイト。
うなぎの寝床のようなサイトだったけれど、桜の季節ならお花見キャンプできそう。
炊事等の先は、メイン通路から枝分かれ的な感じでサイトが広がっています。
今回は多くの方がサイトにいらっしゃったので、全体の風景はなかなか撮れず。
我が家のサイトを背後から撮影してみた感じ。
サイトによって広さやプライベート感や木立の感じが違うので、これは好みとあたりハズレがあるかも。
今回我が家が利用したサイトは、長男いわく「ここがいちばんいい」(理由は、近くに大きな岩があったから)とのことだけれど、私的には木がほしい。
サイトの奥には水車小屋があり、「風情がある」とご機嫌よく近づいてみたらまあ、朽ちてみすぼらしい感じで非常に残念。
でも、景色とか雰囲気的には夫も私も「けっこう好きな感じ」と高評価。
さくっと散策を楽しんだあとは、サイトに戻って夕飯の支度を。
MOMOパパさんの記事で、キャンプ中、見えるところにタオルを干す干さない論が取り上げられていましたが、我が家もまぎれもなく「干す」タイプ(笑)
しかも、どこかの会社の名入りタオルも(うっかり)干しています。
「この生活感がたまらない」という、私の屈折した美的センスという名の強がりなんです。
で、本日のメインディシュ。
簡単でボリューミーで豪華感満載のローストチキン。
ローストチキンの塩塗りは長男と次男が担当。
焼き具合の見張りを夫が。
総監督はわたくし。(エビピラフをつめるのと、最終チェック)
蓋に当たってしまう背中の部分には、玉ねぎやじゃがいもをはさんだけれどもやはりだめ。
でもまあ、野外料理っぽくていいじゃないか。
実際、このこげを気にしている人はソラオト家では誰一人いなかった。
他は、枝豆(冷凍食品まかせ)、コーンスープ(温めるだけ)、きゅうりの浅漬け(エバラまかせ)、そしてアボカドサラダ(切っただけ)という、とってもらくちんでありながら、子供たちの好物と大人のおつまみがうまい具合に食卓でハーモニーを奏でて素敵なゆうべ。
なぜか、フードを被って食事をする兄弟。
前日の晩より暖かだったけれど、食後は何もすることがないので私と子供は就寝の準備。
20時半にはシュラフの中。
たいへん健康的。
というのも、ここのキャンプ場、GWなどの繁忙期はチェックアウトが10時。
そのためにも早く寝る。
一人焚き火を楽しむ夫にも、テントの中から
「早く寝たほうがいいよー」「飲み過ぎないように」と余計な世話を焼く。
ロマンを楽しむ夫に、現実を心配する妻。
盛り上がる話は特にないのだ。
最終日は朝から雨。
小雨程度だったものの、この先どんだけ雨脚が強くなるかわからないので速やかな撤収を目指すことに。
意外かもしれませんが、ソラオト家のキャンプ史上初の雨撤収。(たぶん)←いつも情報が適当
朝食も、フルーツと珈琲、そして焼きおにぎりで起きてきた人から適当に済ませ、とにかく撤収作業。
「10時チェックアウト、小雨のうちに」
を念頭に張りきる妻。
荷物を車の荷台に載せようと、リアバンパーのところに足をかけてのぼった瞬間、雨でぬれていたため靴が滑って大きくよろめきながら落ちてしまった。
ちょうどすぐ横にいた夫が、一瞬手を伸ばして支えてくれたので大きな怪我もなく済んだのだけれど、開口一番、真顔で
「車大丈夫?」と妻に聞いてきたのでおったまげた。
車の心配で妻を支えたというのか。
こういう事例の積み重ねで、妻は夫に優しくなくなるのだということを知ってほしい。
言っておくけど「照れ隠し」というフォローは不要。
夫はそんなことで照れもしなければ隠しもしない、そういう人なのだ。
そんな妻の働きもあり、(ただ転んだだけ)
なんと、撤収終了が8時半。過去最速。
ときどき、そんな時間に撤収しているキャンパーさんがいて、
「あの人たちは何をそんなに急いでいるのだろう」と少しかわいそうな目で見ていたのだけれど、
当の本人たちは案外ご満悦なのだと気づいた次第。
ただし、「隣の人はもっと早かったね。6時前に起床してからずっと片付けてたし、それに、荷物全部おろしてなかったからだよ」などと、若干ライバル心みたいなものを燃やしながらキャンプ場をあとに。
管理棟には夫しか行かなかったのだけれど、「スタッフさんは感じよかったよ」とのこと。
実際、私も電話で予約を入れたときに「感じはよい」という好感触。
問題は、トイレ。
と、虫。
へんなバッタみたいな小さい虫は、最終日テントにたーーーっくさんくっついていて、ごみ袋撤収だったのもあり何匹もお持ち帰りする羽目に。
当然、帰りの車の中でピョーン、ピョーンと...。
そのたびに、手でむんずとつかみとって窓から放り投げるという作業を繰り返すことに。
しかも小さな小さな毛虫みたいなものもれなく付いてきて、常に虫の気配を気にしながらの道中。
帰りは長野ルートで帰宅。
お昼休憩、おみやげ休憩をはさみながら約7時間。
福井の旅、おわり。
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