2016GWキャンプin白州(後編)

ソラオト

2016年05月10日 00:45


これまでのお話
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さて、道の駅はくしゅうで夫の両親とちょうど良いタイミングで合流したのち、まずは腹ごしらえ。
朝ごはんをさっき食べたばかりのような気がするのであまりお腹が空いていないのだけれど、スケジュール的には昼ごはんを食べなければいけない。
前日にスマホで調べて「たぶんここがいいだろう」と持ち前の勘で適当に選んだお蕎麦屋さんにナビをセットし、到着すると「あれ、ここ前に来たことある」と義母。
どうやら、清里に別荘のある義父母の友人夫妻に「おいしいから」と連れてきてもらったのだそう。「なんとなくいいと思ったんだよねー」と勘と適当で選んだくせにドヤ顔の私なのだった。
そしてこちらがそのお店。



メニューは、確か、もり蕎麦ととろろ蕎麦、もり蕎麦とマグロ丼セット、この3つだけだったような。
お店のご主人なのか、すごく人懐っこい?というか愛想のいい男性が、まるで親戚のおじさんのような親しみやすさ。
昨年秋の清里キャンプの帰りに寄ったお蕎麦屋さんもそうだったのだけど、出されたお茶をわりと早い段階で飲み干してしまう夫が、お茶のおかわりを申し出ると「お茶はあまり飲まないで。あとで蕎麦湯出すから~」と言われてしまう。蕎麦の嗜みなのだろう。よくわからないけれど、言われたとおり乾いた喉をそのままに、蕎麦湯を待つ。そしてお待ちかねの蕎麦湯。
たしかに美味しいのだけれど、結局お茶を飲む。蕎麦湯とお茶は同じステージじゃないのだ。


ちなみに、蕎麦は美味しかった。
でも本当は、天ぷらも食べたいと思っていた。

蕎麦屋を後にした一行が向かった先は、リゾナーレ八ヶ岳。
日本一スタイリッシュなお花見回廊とかいう、なにやら素敵な気配のイベントが行われているのだという。


義母にうまく説明できず、「よくわからないんだけど」「なんかお花のイベント?みたいなやつらしい。」という曖昧きわまりない情報しか提供できていなかったので、皆たいした期待もせずにやってきた。
が、案外よかった。


こういう雰囲気、嫌いじゃない。むしろ好き。


お花屋さんのワゴンとかもかわいい。


義母も「なんだかテラス?で食べている人たちの食事が、外国のハムとかソーセージの盛り合わせみたいなやつでおしゃれだったよ。ワインなんかも飲んでいいよね~。」としっかり、他人の食べているものをチェックしていた。しかし表現は曖昧極まりない。
そして、たぶんその盛り合わせ「.みたいなやつ」は、間違いなくハムとソーセージの盛り合わせ。しかも、羨ましいわりに、義母は絶対的なビール派でワインはまるで飲めない。
雰囲気って大事ね。



そんなふうにはしゃぎがちな中年と老年の女子に比べ、わりと冷めた感じの男性陣。
特に最年少男子、次男の「つまらない」指数は高かったため、クラフトコーナーでご機嫌取りに。


スタッフの方に指導してもらいながら、すっごい小さな粘土細工を30分くらいかけて作る。大人たちはその間、近くのベンチに腰掛けてしばし休憩。長男以外は皆、老体。すぐに疲れる。


そしてできあがったのがこちら。


大きさがわかりにくいのだけれど、まあ、とにかくかわいらしいサイズ。ちょっと小太りなゴキブリよりも小さい。
ちなみに値段は1500円。思い出はプライスレス。次男も喜んでいたし、皆も「なかなかの出来だね!」とひとしきり盛り上がったのだけれど、それから1時間後には車の中に放置され、そしてこのレポを上げている現在となっては、もはやそれがどこにあるのかさえ不明。

ここを後にし、一度道の駅はくしゅうに戻ったところで義父母に長男をお願いしお別れ。
長男のカメラには、その後(たぶん翌日)、地元のお祭りに行った写真が収められていた。


「お祭りにカメラ持っていったの?」と後日長男に尋ねたところ、「え?カメラ持ってる人けっこういたよ。」と。たぶんそれ観光客ね。
地元のお祭りに一眼レフカメラ持って行く中2男子。しかも笑顔の友達の写真も撮っていたりなんかして。
この子、彼女できるのだろうか・・・。母さん心配。



そんな長男がいなくなり、夫婦と次男だけになったらなんだか急に寂しい気分。
清里の丘公園でのキャンプも、長男だけが義父母と一緒に帰ったのだけれど、そのときは、最初から長男は日帰りだったせいかそんなに寂しさが湧いてこなかったのに。
家族4人のキャンプはだんだん少なくなってきている。来年になったら、長男は受験生なのでもっと減るのだろうな。
なんてセンチメンタルな気分になっていても仕方ないので、夕飯の支度にとりかかる。

全然ピントがあっていないのだけれど、一応パエリアとクレソン・みょうが・ほたるイカのアヒージョ、ゴルゴンゾーラのチキンソテー。



長男があまりパエリアを好まないため、長男のいないキャンプではここぞとばかりにパエリア。


でもたぶん、パエリア好きじゃないと言ったのはもう何年も前の話なので、もしかすると長男もパエリア好きなのかもしれない。
今度は長男がいるときにも作ってみよう。
などと、うっかり長男のことを考えてしまう、まるで恋。そして、こんなこと言おうものなら「キモイ!!!ウザイ!!!!」と激しく罵られること必至。思春期の怒りスイッチは急に入るから恐ろしい。

そしてこの日、私はPM8時前にはテントに入り就寝のはこび。

でも、早めに眠りについてよかった。2日目の晩は風が強く、夕食時から時折突風が吹き荒れて、あちこちのサイトでそこそこの被害があったもよう。
夜になっても風は収まることなく、風でテントが揺れるたびに目を覚ます。
それでも我が家はなんの被害もなく過ごせ、爽やかな朝。


こちらのキャンプ場、チェックインは14時と遅い分、チェックアウトも12時と遅いため、午前中がのんびり。


片付けをしては休憩。休憩をしては片付け。合間に朝食。


撤収日の朝は手抜きがスタンダード。ひどいときは、朝食なし、ってことも。

かなりのんびり撤収だったにもかかわらず、それでもすべて終わったのが11時ごろ。
管理棟に挨拶をして、さらに次の予約までしてキャンプ場をあとに。

帰り道、七賢酒造さんと金精軒さんに寄っておみやげを購入。


試食のきなこ餅を食べた次男が「お昼ご飯はお餅がいい!」と言ってきかず、あらためて「お餅の食べれるお店」を探す苦労を知る。



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