私たちがチェックインしたのは日曜日。
当然ハッピーフライデーの除外日になるのだけれど、アーリーチェックインしたい場合はサイトが空いていれば2000円の追加料金で早めのチェックインも可能とのこと。
我が家は、10時頃にチェックイン。
空いているサイトを実際に見てから決めていいとのことだったので、まずはサイト選びから。
センターハウスから見て左側にあるテントサイトが今回予約したエリア。
池や炊事場、トイレを囲むように広がるテントサイトと、それよりも少し規模の小さいエリアがその下段?のほうにあります。
(さらにその先にはパークゴルフ場)
陽が当たらないため地面のコンディションが良好ではないサイトは利用非推奨とのこと。
それから、下の段のエリアも利用可能だけれどそのエリアにあるトイレは閉鎖しているため、利用は上の段のエリアに、とのこと。
私たちが行ったときは、上の段のエリアの良さそうな場所は連休初日から利用されている方たちが設営済み。
下の段のエリアは利用している人がいなかったため、のんびりできそうだし、トイレもさほど遠いわけではないのでそちらにしようか、と決めかけたところで、
「寂しすぎる」と長男の声。
ってことで、上の段のメインエリアで池のすぐ横が少し広めで使い勝手が良さそうだったためそこに決定。
私としては、こんな人工的なものですら「せせらぎ」好きなのでわりと満足。
せせらぎ沿いのサイトもあったのだけれど、そこはすでに先客が。
「いいな、あのサイト」と思っていたら、私たちが設営完了後に撤収して空きサイトに。
ああ、タイミング・・・
で、今回もグランドハットのハーフインナーバージョン。
使い勝手がイマイチだと毎度ディスっているのだけれど、ウェザーマスターのスクリーンタープよりは設営が楽なので仕方ない。
でも、使うたび「ここをこうしたらいいかも」というアイデアが生まれ、少しずつ自分なりに改良されて愛着が・・・
湧く予定。
(キャンプ物欲低めの私でもいささか冬幕がほしいわけで)
今まで、ハーフインナーにしたときの利用者は私と次男の二人だけで、夫はハーフサイズのラーゲルで別居スタイルか、グランドハットの土間スペースでコット寝。
でも今回は長男も参加しているため、ハーフインナーに私・長男・次男の三人が寝ることに。
私と次男はいつもどおりシングルサイズのエアーベッド。
長男はいつも夫が使用しているEXPEDのダウンマット。夫は、コットの上にヨガマットを敷いて対応。
ものがなければないなりに、なんとかなるわけで。
まるで統一感なく無秩序な敷物を眺めて「これがきっと、ホワホワな白いラグマットとか、もしくはシンプルなデザインにアクセントとして洒落たデザインが施されたマットなんかを敷いたりなんかすれば、『ソラオト的おしゃれ風』のできあがりなんだろうな」と、妄想しつつ、「テントごときにそんな極上空間を求めてはいけない!」というもうひとりの私が声を大にしたところで妄想終了。
サイト選びに思いのほか時間がかかったのと、今回は必要なかったんじゃないかと思われるタープ設営で時間がかかり、気が付けばお昼。
前日の残り物のミネストローネを持参していたのでそれと、ただ焼くだけのピザと、前日の夕方特売で半額になっていたスーパーのおいなりさんで昼ご飯。
テントの中とはうってかわって、こちらは茶色系で統一されていました・・・。
ピザは一人一枚という配分だったのだけれど、食いしん坊次男によってその計算が狂い、結局私はピザを食べることができず、代わりに発泡酒。
お腹も満たされて眠くなる前に場内散歩へ出かけることに。
ウッドデッキのサイトもあるので雨の日なんかはいいかも?
ただ、荷物の積み下ろしがちょっとしんどいかも?
サインボードもかわいいけどこれはきっと「雰囲気用」だよね?
本気で案内する気ないよね?
などと心の中で毒づくも、こういうの嫌いじゃない。
広々ドッグラン。
たぶん、今まで利用してきたキャンプ場の中で一番立派なドッグランだと思う。
センターハウスを出てすぐのゲート。
受付で渡されるカードを使って中に入り、出るときはカードなしで。
その案内看板の裏にあるのが池。
魚もなにもいるわけではないのに無駄に透明度が高い。
ただ、PICA西湖のようにニジマスフィッシングができたところであの騒動・・・
その先のゆるやかな坂をのぼっていくと
コテージがあるエリア
このエリアにもテントサイトがあります
林間の雰囲気のあるサイト
今回はこちらの予約ができなかったため次回に早速予約
ただ、雰囲気ある林のむこうはいきなり現実的な道。
緑が豊かな時期なら気にならないかも?
なんか木製の柵とかあればいいのにな
ゆるやかな坂道を上ってきたのでそこそこの疲労感
そろそろテントエリアに戻ることに
林の道を歩いてようやく到着。
(たぶんそんなに歩いていない)
さて。今回のキャンプ、いつかお会いできたらいいなリストに入っている、しかも私の中の【アウトドアブロガー神7】の一人、
U10さんが連休初日からこちらを利用している情報をゲット。
到着した際は、お出かけだったようでその方のテントの前を通るもお留守。
そして散歩から戻ってふと見ると、見覚えのある車が!
池を挟んだ向こう側にいらっしゃるので早速ご挨拶へ向かいます。
U10さんのお顔はインスタグラムでも拝見していたので、実際にお会いしても初めましての感じがなく、「あーいつも画面で見てる人が目の前にいる!」という不思議な感覚。想像どおりの、穏やかで気さくなかた。
そんなU10さんご一家と、直接お話できる機会ができてラッキーでした。
早起き、テント設営、昼からビール(発泡酒)、散歩、と続いたので必然的に眠くなり、しばしお昼寝タイム。
この日はお天気もよく、テントの中は暖房をしなくても暖か。
最高の昼寝環境。
インナーの入口を開けておかないと暑いくらい。
昼寝から目覚めると、U10さんがこちらにいらしてくださったので、そこで我が家の家族紹介をしつつ少しお話をしたのち、夕飯の準備へ。
この四角い木箱は長男が学校の授業で製作したラジオ付きスピーカー。
ウォークマンやスマートフォンともつなげられるので、アウトドアにもぴったり。
ただ、今回は接続するコードを忘れてしまったのでラジオのみを楽しむツール。
食事の支度をしながら何か音楽でも、と思ったら夫のスマホから「振り向くな君は美しい」(で合ってる?)が流れてくるでは。
ええーー、違う。ここでこれは違う。
「ねえ、これ何?」妻は夫に怪訝な顔で尋ねると「適当に入れた音楽」との回答。
適当にもほどがある。
気を取り直して、自分のスマホに入っているこじゃれたボサノバなんかを聴きながら夕飯の支度に。
(
※後日追記:こちらのキャンプ場のガイドブックの注意事項に「音楽禁止」とありました。申し訳ありません。音量的には家族で楽しめるくらいの音量でしたが、禁止となっていますので今後は十分に気をつけます。)
日も落ちてきていい雰囲気。
せっかっくの久々キャンプだというのに、カメラ男子(のはずの)長男はちっとも写真を撮っていない。
この時間もテントにこもってゲームだかDVD鑑賞だかしてたので、「景色がいいから写真撮れば?」と声かけたところ、のっそりと出てきてあたりを見回したのち「ああ」と気のない返事をして再びテントへ。
よくわからない。
今宵の食事は次男が熱望していたすきやき。
前日に野菜をすべてカットしておいたのだけれど、そのすべてを忘れてきてしまった。
かろうじて持ってきていたのは豆腐としらたき。
それと肉。
肉を持ってきて本当によかった。
とはいえ、これだけでは寂しすぎる。
たまたま、キャンプ場に来る途中で「子供たちの飲み物買い忘れた」からと寄ったスーパーで買った、半額になっていたトマト、それからキャンプ場のセンターハウスで売っていた1袋200円の玉ねぎをすきやきへ投入してみる。
災い転じて福となす。
美味。
玉ねぎもトマトも、すき焼きに入れる人いるもんね。
私はトマトに関しては懐疑的だったのだけれど、これは今後も我が家の定番としよう。
あとは久しぶりのスモーク。
かまぼこと、チーズ、大成功で今までで一番の美味しさ。
センターハウスで買った「七賢」のワンカップ酒もまた美味しくて。
それからなんといっても一番は、
鶏ささみ。
まさかの美味しさだったので、がさつな盛り付けだけれど。しかも背景の割り箸もがさつ。
皆が大満足の夕食を終え、私と子供たちはDVD鑑賞。
キャンプの夜、DVD鑑賞をすることなど皆無の私が、今回はセカイノオワリの曲が主題歌となっている「海月姫」を観たくて見終わった時はPM10時半。
本編の方にたいした期待はしていなかったのだけれど思いのほか面白くてつい。
でも、ファミキャンで夜10時半、というのは私にとっては痛手。そのあと歯磨きしたりなんやかんやとしていたら11時になってしまう。
できれば9時には寝たいのだ。
と、そそくさと私と次男は就寝。
その頃長男は星空撮影にトライ。
レンズ側だったか本体側だったかの設定を一箇所間違えていてピントが合わずボケてしまったと悔やんでいたけれど、母にはまるでわからない設定だしなんせ寒空の下で星空を撮影したいというロマンチックな気持ちがあまりないため、それっぽい写真さえ撮れていればそれで満足。ありがたい。
翌朝
起床時間は8時。
2台もってきたファンヒーターのうちの1台はインナーの中。
もう1台は土間スペース。
前回(先週)のPICA西湖でもこの体制で寒くなかったので今回も安心していたのに、
夜中幾度となく「寒いな・・・」と感じることが。
で、朝起きてみたら、インナーテントの端に置いて、温風の出口をインナーの全体に向けて設置していたはずが、長男の方向だけになっているでは。
そういや、寝る前に長男が手を温めていたな・・・
今更怒ってもしかたないので、少しだけの嫌味に留めて(結局は言う)、身支度を整え、朝食の準備。
朝も適当。
必要ないことに気付いてしまったタープの下で儀式的に朝食をとるも、日陰モードで寒いったらない。
ということで、タープのないところへ移動して食べるとまあ快適。
日が差して暖かかった。
前回から活用しはじめた茶箱。(中がアルミ?張り)
実家の物置にたいがいあるんじゃないかと思われる静岡あるある?で、実家からもらってきたはいいが、案外使い道がわからずしばらく放置。
夫が火器関係のものを入れたらちょうどよかったので活用開始したところ、物置台としても活用できるもよう。
なんて、のんびり過ごしていると、周りは次々に撤収を終えていく。
我が家は1泊だったのもあり、チェックアウトの12時まで有効活用しながらのんびり撤収で11時半頃完了。
ちょうどU10さん一家も撤収を終えた頃だったので、最後にご挨拶をしてキャンプ場をあとに。
帰り道、最近気になっていたアウトドアのセレクトショップ『
SUNDAY』さんに寄り道。
お店の写真は撮っていないのですが、SUNDAYさんを紹介されている『
URABUS』さんのサイトでお店の雰囲気がわかります。
単にモノを売るだけではなく、情報やコミュニケーションも提供しているアットホームなお店でした。
スタッフの方もとても親切で、そしてお店で扱っているモノが好きなんだなと感じられました。
なかなかキャンプ用品に財を投じることができない我が家ですが、今回はNEMOの枕を地味に購入。
(でも枕のくせに4000円くらいした)
たかが4000円ですが夫婦で折半して、誕生日が近い夫へのプレゼントになったわけです。
[あとがき]
キャンピカ明野ふれあいの里、その名前は以前から知っていたのだけれど、安定の高規格キャンプ場なんだろう、という概念で決めつけていてそこから先の興味が特に湧かなかったキャンプ場です。
西湖や河口湖にあるPICAならば自宅から比較的近い場所なので「アクセス面」をもってして利用する際の候補に挙がったのですが、明野まで行くのならばこの周辺にあるもっと興味深いキャンプ場にしたい、といつもキャンプ場選びの候補から外していました。
私が好きなキャンプ場の雰囲気のひとつに、「アスファルト舗装された道路ではないこと」があるのですが、こちらはテントサイトの周囲がアスファルト舗装の道路。
ところがよくよく考えてみると、お気に入りのキャンプ場の中にはアスファルト舗装の道路であるキャンプ場がいくつかあったのです。
今回利用するにあたって、ネットで電源がありこの季節もオープンしている山梨のキャンプ場をしらみつぶしに探していて、しかも前日でも空きがあればネットから予約できるという便利さもあり即決。
そうして実際利用してみて、非常に満足度の高いキャンプ場だったという感想を持つことになります。
ワイルドな雰囲気、より自然に近い環境、素晴らしいロケーションを期待して行くと残念な思いをするのでしょうが。
個人的な好ポイントは
・サイトの数に対してのトイレ・炊事場の数が充実
・水回りは安心のPICAクオリティ(ただしトイレはソラオト基準では『やや狭いし暗い』)
・プライベート感はあまりないけれど隣サイトとの距離感はそれほど気にならない
(林間エリアのほうはプライベート感UP)
・整備されたキャンプ場だけれど、周囲を高い樹に囲まれているため雰囲気は悪くない
・スタッフの方の対応が非常に良い(今まで利用したキャンプ場の中でもTOP3に入るかも)
受付の方はもちろん、ゴミをまとめていたおじさんもすごく親切
イメージとしては特筆するような悪い点が見当たらない優等生的キャンプ場。
しかもシーズンオフのこの時期ならサイトによっては3000円台で利用ができるのです。
とここまでちょっと絶賛してしまうと、過度な期待をもってやってきた方が「なんだよ、言うほどでもないな」などと思われてしまうおそれもあります。
あくまでも私の主観です。あしからず。
そんなわけで、実は次のキャンプもこちらを予約してあります。
エリアは林間のほうなので、また少し違った雰囲気で楽しめそうかな。
あなたにおススメの記事