コンテナボックス考、其の1

ソラオト

2017年07月05日 23:47


それぞれの家庭にそれぞれの収入・支出があるように、我が家におけるキャンプアイテムを購入できる費用の捻出というのは、せいぜい月に5000円程度(キャンプに行く際の費用は別計算で)
それだっても毎月というわけにはいかない。
過去にはシェラカップを大小家族分揃えるのに、毎月1個ずつ買い足していった経歴すらもっている。
そんな我が家において、先日の駒出池キャンプで地味に投入されたアイテムが、コンテナボックス。
ええ、コンテナボックスごときのお話です。
キャンプを始めたころは、透明の衣装ケースみたいなものにおおよその荷物を入れて運んでいたのだけれど、それはまもなくして「ダサイ」ということに気づき(あくまでも主観です)、以降ホームセンターで売られていた「ドイツ製で頑丈」とかいうコンテナボックスを使用。
ただ、それも所詮ホームセンターレベル。たしかに使い勝手は良いのだけれど、なんていうか、いわゆる「ときめかない」のだ。
そうしているうちに、キャンプ界では「おしゃれキャンパー」の快進撃によって、それはそれは素敵な雰囲気のコンテナボックスたちを目にするように。
木製のものだったり、スチール製のものだったり、はたまたアンティークな、なんとか軍で使われていたもの、だったり。
しかしそれらは値段が高いし、そして重い。
さらにいうと、「おしゃれだから流行っている」ものにはまるで興味がなく、「質がいい」とか「使い勝手がいい」とか「それでいて庶民的な価格」とかで皆が持っているのなら非常に好ましい。
その見極めが難しく、前述のとおりキャンプアイテムにかけれる予算も決まっているし、無駄に買って物が増えるのも避けたい。

と、そんなふうに何年もの間ウダウダと考えていた私だけれど、1つだけ気になっていたものがこれ。


お馴染み、無印良品の収納ボックス。
シンプルながらも邪魔にならないシンプルなデザイン、そして頑丈でお手頃価格。
私が必要とする要素は十分に満たしていたのだけれど、なぜか購入する一歩を踏み出せず。
なぜだろう・・・なぜだろう。
たぶん。
小奇麗すぎるのだ。
我が家のキャンプアイテムはと並べたときに、無印のこれだとちょっと優等生感が際立ってしまう。
ならばこちらはどうだろう。


こちらももはや説明不要のトラスコ中山『トランクカーゴ』

これならいいかも!こちらのほうがカジュアル感アップで、色味も渋い!
と思う反面、いや、やはり我が家の持ち物の傾向からいくと優等生タイプの白か?
まてよ、そんなに優等生だったか?っていうか優等生だと白なの?じゃあカーキだと劣等生?
・・・と実にくだらないところでふたたび悩み、そしてようやく決意。


『トランクカーゴ』に決定。

サイズも悩みかけましたが、ひとまず失敗しても痛みの少なさそうな一番小さいサイズを購入。
しかもあれほど悩んでいたのに、モニターで見るより緑に近いカーキだったのでそれほど劣等生感もなく。
(いや、最初から劣等生なんかじゃないから)
さらにサイズもシンデレラフィット!
このボックスには調理器具(鍋とかフライパンとか)を仕舞うつもりだったのが、なんの妥協もなく全てが収まるでは。


まず一番下にSOTOのダッチオーブン(10インチ)
(SOTOのダッチオーブンを買ったときの話はこちら)
その中にメスティンを入れて、隙間にユニフレームのチビパンと、LODGEのスキレット6 1/2インチ、まな板を突っ込む。


そしてダッチオーブンの蓋をする。


その上に、LODGEのスキレット10 1/4インチ、無印の木製ディッシュ(びっくりドンキータイプ)、ホーローのボウル、そして最後にザルとステンレスプレート。
(写真ではメスティンが写っていますが、これは先に仕舞ったというていで見てください)

今までこれら全てを入れていたボックスは、これより1.5倍大きなサイズだったというのに。
しかも、この小さな体で頑丈ときたもんだから、私の重たいお尻がのっても大丈夫。
入れる物が重いのでボックス自体は軽いほうがいいし、木製だと濡れたときの心配があるけれど、これなら平気。
「すごくおしゃれ!」じゃないけど「なんだかダサイ」わけではない。
このバランスが非常に好みです。
なんでもっと早く買わなかったのだろう。


さて、まだ長くなりそうなので、続きはまた今度。

あなたにおススメの記事
関連記事