が、しかし。わりと遠かった。
時間にして3時間半。
そのほとんどを睡眠に費やしていた私にはほどよい距離。
一面に広がるレタス畑ロードを抜けて、キャンプ場に近づくと、白樺林の風景。
ワクワクな感じでテンションが上がってきたところへ、目の前にゲートが。(写真はキャンプ場側から撮影)
「これ、近づくと開くのかな?」という夫の問いかけを右脳で受け入れてしまったため、「そうじゃない?」と適当に返答。
すると夫はよりによって、道の左側に車を寄せながらゲートへ近づき、まもなく停車。
ゲートはセンサーでは開かなかった。
そしてすぐさま、このゲートは発券システムだと気付く。トヨタのグランドハイエースという、まぎれもない国産車の運転席から、あわわと降車してゲートの右端に設置された発券機から入場券のようなものを抜き取り無事にゲート通過。
左ハンドル車だったら何ごともなかったかのように券を抜き取り、颯爽とゲートを抜けられたのに残念。
受付は白樺林の似合う金峰山荘で。
大日駐車場に車を停めてテントを張るのに良さそうな場所を探すこと1時間。
キャンプ場の予備知識が少ないまま出向いてきているので、いまいちキャンプ場を把握していなかった一家は「どうやらこの辺でみなテントを張っているようだ」という感覚で駐車場近くに設営を決定。翌日、このキャンプ場の本当の広さを知ることになるともつゆしらず。
写真で見るとわかるように、全体的に傾斜が多く、平らなところ&ロケーションの良さそうなところ&荷物運びに駐車場から近いところを探すのに難儀。
先達の残した「平らな場所跡地」に落ち着く。
そして。向こうに見える黒い小屋みたいなのがトイレ。
うわっ、大丈夫だろうか?という心配をよそに案外きれいなトイレ。
と、思いきや予想に反さず、そこには水洗設備を伴わないアナログ式トイレットがドデンと鎮座。
ひとまず経験値を高めるためにも利用を試みる。も、途中で「次はもうない」と意を決する。
実はこのトイレがある方向とは逆方向に、少し距離はあるものの水洗式のトイレもあるのだ。
ただ、そちらのトイレ、水洗とはいえ私のトイレ評価でいうところのレベル1。水洗じゃないトイレはレベル0なので、実のところそう大差はないのだけれど、僅差でそちらを利用することに決定。
そして駐車場はすぐ近く。オートキャンプ場ではないので、駐車場から離れれば離れるほど荷物の運搬がちょっと大変。ただ、ここのキャンプ場はクライミング目的の方が多いので、みな荷物は少ない。今回のキャンプでは、そのことがすごく刺激的で彼らの眩しさといったらなかった。
とりあえず、荷物を運ぶだけ運んでなんとか設営完了。
上の写真でもチラリと見えていたタープのオレンジは、まさかのコールマン。
さんざん「タープタープ」言ってきてまさかこれに落ち着いたのかと思われてもまあいいのだけれども。一応これは臨時用の、通称みかんちゃん。BBQや海水浴に活躍してもらうのがメインですが、オープンタープを持っていない我が家にとっては今回のキャンプで初下ろしもそれなりにワクワク。実は最近、明るいカラーのタープも気になっていて、スタッフに勧められていたモンベルタープも、あの鮮やかなグリーンのが良いなあと思っていたりなんかしていたところ。
7月にノルディスクの展示会があるようなので、それ次第でタープ選びの旅は終結しそうかと。そうであってほしいと。
設営がひと段落ついたところで買出しへ。
今回、食材は何一つ用意してこなかったうえに、メニューもなんにも考えていないという妻ソラオト。
地元のスーパーまでは片道約30分くらい?(もうすでに記憶が曖昧)だったか、わりと遠い距離だったのでその道中でクックパッド検索。そして結局は、金曜日に観た「金スマ」の影響により、パエリアに決定。
地元スーパー、NANA'Sに到着。
ここで、特産の朝採りレタス98円に魅了されレタスまるごと1個お買い上げ。
このレタスの新鮮さといったら!
確かにこのあたり一帯はレタス畑。レタスレタスレタスサニーレタスレタスレタスサニーレタス・・・といった具合に車窓から見えるのはレタス畑ばかり。この新鮮で安いレタスが気に入って、帰りにもこのスーパーに寄ってレタスを3つ購入。そんな素敵レタスやらなんやらと、昼食用のお弁当を購入して再びキャンプ場へ。
お昼ご飯を食べたあとは、次男と私はテントで昼寝。
心地よく昼寝時間を堪能していると、ポツンポツンと大きな雨音と共にゴロゴロと何やら轟音が鳴り響いているでは。
しばらくテントの中で様子を伺っていたのだけれど、雷の音は鳴り止むどころかますます勢い増していくような感じ。
ひとまず外に出て、何ごとも無いような面持ちで持ち物点検をしているような夫に声をかけることに。
私「雷すごいけど、大丈夫かな?」
夫「あぁ・・・」(←わりと無関心な感じ)
私「ここにいて大丈夫かな」
夫「あぁ、でも高い木があるから大丈夫でしょ」(←なんか説得力に欠ける)
私「車に避難したほうがいいんじゃない?」
夫「あぁ~。 ・・・。
・・・。 あ、ツーバーナー使う?」
そうそう、ツーバーナーね。それがあると雷にも安心♪
ってね、思うわけないでしょうよ。
今このタイミングでその確認必要だったかしらね。
仕方ないから、夫には見切りをつけて自らネットで検索。
するも、車に避難するタイミングがわからずモタモタしていると、目の前で雷など物ともせずにテントを設営している人々を見てとりあえず停留を決意。しばらくして雷は収まり、雨も弱くなってきたものの、実のところその時間はかなり不安で。
落ち着いたところで夕食の準備に。
少し遅い時間からの支度となってしまったけれど、フライパンパエリアならラクラククッキング!
サラダもレタスメインの少し寂しいものだけれど、新鮮レタスは柔らかくて甘くて、ドレッシング無しでもみずみずしくて美味しかった!
ワインは地元のワイン@ワンカップ。
写真ではオレンジ色だけど、実際は白ワイン。とても飲みやすくて、それでいてほどよい酸味と甘みが香りが特徴的でとても好みなワインでした。
今回はパエリア嫌いな長男がいなかったので、私も夫も次男もパエリアを満喫。
手羽先のパエリアはお米2合分でほどよく完食。
NANA'Sで見かけた「ぶたじん」はビールのおつまみに焼いたのだけれど、これまた美味しくいただき、お腹も十分満たされたところで母と子は就寝の準備。
21時半には眠りについて、夫は恒例の一人焚き火でその後に就寝。
2日目につづく。
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