2016夏キャンプは廻り目平へ、の巻

ソラオト

2016年08月27日 01:36


前回の奥道志キャンプから2ヶ月ぶりのキャンプ。
夏のキャンプはいろんな意味で不快指数が高いので、世の中の「夏こそキャンプ!いえーいv」的な雰囲気に思わず乗ってしまいそうなところをぐっと我慢してみたところで、やはり夏キャンプの陽気な誘惑に勝てないのだった。




今回のキャンプ場選び、思春期よろしくな長男の「次は森キャンプがいいなあ」という一言により決定。
キャンプに好意的ではない&部活と塾の予定でスケジュール調整が難しい&来年は受験生なのでキャンプに行く機会が今以上に減ると見込まれている、そんな長男のキャンプ前向き発言。母としてスルーするわけにはいきません。
ソラオト貧弱データバンクから、「キャンプ場・森」のリサーチを全力でかけてみたところ、ヒットしたのが今回利用した廻り目平。
他にも
・道志の森
 (雰囲気が良い、森の中を流れる川沿い)
 (きれいなトイレが点在)
 (天然風プールがある)
 (なんといってもキャンプ場名に森がついている)
 (予約不要フリーサイトのため夏休みはいつにも増して混雑しそう)
 
・黒坂オートキャンプ場
 (カブトムシ、クワガタが採れるかもしれない森)
 (ファミリー向けのサイトのトイレならマイ基準クリアっぽい)
 (行ってみたい)
 (急な予約が取れるかどうか)
 (水辺の雰囲気がわからない)

・駒出池キャンプ場
 (湖畔と森の雰囲気が理想的)
 (遠い)

などと、あれこれ悩んでいるうちにいっそのこと「海キャンプにしようかなー」と選考が脱線しかけたりしつつ、結局当初の予定どおり廻り目平へ。
トイレが懸念点だったけれど、川がきれいだったことと、チェックインとチェックアウトの時間にゆとりがあることと、3年前に利用した際利用者の印象がすこぶる良かったことが決め手。

と、どうでもいい前口上からレポはじまり。




キャンプ場受付時間のAM7時着を目指して、早朝4時半に自宅を出発。
途中、富士山の近くの雲が龍みたいだとかキャスパーみたいだとかで、車内は盛り上がる。(夫は盛り上がらず)


しかし、顔の向きについて長男と母の意見が対立し、若干の険悪ムード。はしゃいでみたり、もめてみたりしたところで睡魔に見舞われてしばし睡眠。たぶん寝てくれたほうが、運転手の夫も安心。

そうすると、あら不思議。キャンプ場に到着。
予定どおり、ほぼ7時着。
が、この時間ですでに多くの車が。

3年前に廻り目平のレポをあげたときの画像から引用すると↓



キャンプ場の全貌をわからないままキャンプ場入りした前回は、
車2台の絵が描かれた駐車場に車を停めて、そこから荷物を運搬しやすい距離のあたりにテントを設営。
「次にくるときは、DかEあたりの森の中感を味わうのもいいねー」なんて話していたので、今回はその周辺狙いだったのだけれど。

ところが、A~Gサイトを利用する場合の車を駐車するスペースがない。


上の地図の、「車止め」となっているところまで未舗装道路のガタガタ道を進んでみるも車を停めるスペースがなかったので、引き返し、そして、Aサイト入り口にかろうじてみつけたスペースにようやく駐車。
ということで、必然的にテントを設営する場所もAサイトに。


駐車する際、先にチェックインされていたキャンパーさんに車の停め方を親切にアドバイスしていただき、不安も解消されたところで設営場所のチェック。ちょうど、Cサイトの端(地図でいうところの向かって左端)がいい感じに空いていたのでそこに決定。


↑写真の次男が小走っているところ(少しくぼんだところ)が下に降りれるようになっているのだけれど、整備されているわけではないので足元注意。
それでも、滞在中、子供たちはここを川への抜け道として何度も利用。中年の母は、降りるたびにおっかなびっくり。
しかしこの抜け道的な通路がのちに私を苛々の世界へいざなう結果に。

さて。
設営を終えて一息つきたいところだけれど、時間的になんの買い物もせずにチェックインしていたので食料調達のため、朝9時開店のスーパーナナーズへ。


いつのまにか、Patagoniaが出店。
そしてナナーズの前にあるバス停がいい雰囲気。



コスモスも咲いていました。


確か、同じような時期、同じ南佐久エリアの「長者の森」でもコスモス咲いていたなあ、と、思い出す。
夏のこのエリア、涼しくて快適。
ここで、実は長男に対して雷を落とした母のエピソードもあるのだけれど、それは時間の関係で割愛しておこう。


そういえば。ナナーズに行く前に、「森の駅」という産直野菜を売っている建物を見かけたのでそちらも。


レタスはもちろん、変わった野菜なんかも売っているのだけれど、あまりにぎわっていない(お客さんがいないというか、なんというか)。
キャンプ帰りにも寄ったのだけれどやはり、客は我が家だけ。立派な建物のわりに地味。
でも、売っているものは悪くない。なんせ、私は、地元の方が作ったと思われる器なんかも買って帰って来たほど。

ひととりの買い物を済ませ、ふたたびキャンプ場へ。
キャンプ場を出るとき、他の人に倣って、自分たちの駐車スペースにはブルーシートを敷いて石を置いてきました。
ただ、それはあくまでもこちらの勝手。
正式なルールとして公に認められているわけではないので、もし万が一にもそのシートをどかされて他の車が停まっていても致し方ない・・・と思うと、「はたしてシートはどかされていないか」ネガティブなドキドキ。
しかし到着すると、ちゃあんとシートが敷かれたまま。やれ、ひとあんしん。


朝食兼昼食は、お決まりのカップ麺とお惣菜、お弁当などで適当に済ませたのち、川のほうへ散策。


私にとって廻り目平の魅力の筆頭が、この川。
せせらぎ感がすてきだし、砂も白いので森の中の川だけど明るい印象。



「本流のほうも行ってみよう」と、廻り目平初の長男に案内すべく、なぜか夫がノリノリ。
本流のほうに行くにはEとFサイトの奥の方へ行かなければなりません。
しかしお天気が微妙。
到着し、テントの設営を始めたときからお天気が微妙で、小雨が降ったり止んだり。
降ってもしとしと程度だし長くは続かないのだけれど、妻としては嫌な予感。
夫が張り切るときはろくなことしか起きないからです。
「雨大丈夫かなー?」と何度も夫に確認するも「大丈夫でしょー」とたいして気にも留めていないようす。
気がつけばどんどん勝手に歩き出しているしまつ。
一瞬、夫だけ行かせようかとも思ったりなんかしたけれど、一家の長としての面目を立てるためにもおとなしくついていくことに。


歩き始めるにつれ、気のせいか雨が・・・。
なんとか雨脚が強くなる前に本流に到着。


こちらはダイナミック。


と、川をのんびり眺めるまもなくやはり雨がだんだん強くなり。
あわてて退散。



サイトに戻ってきてひとやすみ。


お盆休みに出かけた京都で、長男がすっかりとりこになった「わらびもち」@ほんとうのやつ。
これは地元のイオンで購入したのだけれど、一応原材料に「わらび粉」と書かれていたので購入。
長男の評価は「京都で食べたものには及ばないけれど、まあまあのがんばり。」
まあまあのがんばりを見せたわらびもちは、長男と私の胃袋におさまり、しばしまったり。

!注意!ここから愚痴

穏やかなときをすごしている私の眼中に、サイトを横切るファミリー(私たち夫婦より上世代の両親と10代後半らしき子供2人、いわゆるほぼ全員大人の類)が。
椅子に腰掛けている私の目の前、タープとテントの間のガイロープを普通にまたいで通り過ぎていくので、思わず二度見。
しかも、そこを通り過ぎたところで、前述の「整備されていない川への抜け道」。
我が家が設営したところの少し先に行けば、ちゃんと川のほうへ行ける道があるっていうのに。
あまりに突然すぎてあっけに取られてしまったので、帰りもここを通ろうもんならそのときは一言物申してやろうと、鬼の形相で待ち構えていたのだけれど、殺気を感じてか帰りはここを通らず。



さらに、夕方にも別の大人(男性3人)が同じようにここをスルー。
それならばと、手前にランタンスタンドを設置。
さすがにこれなら。
と、安心していると、今度は夜暗くなってから、そうそれは我が家が夕食を終え焚き火を楽しんでいる頃。
またもや同じ3人が登場。
そして夕方と同じようにここを通ろうとするも、ランタンスタンドに気付いてか諦めて正当なルートで森のほうへ降りていきました。
やれやれ。
ところが、なんと。帰りはここに現れたのですよ。
タープ下には私と長男が、テント前の森の方向には夫と次男が焚き火をしていた、まさに一家団欒エリアの花道を通るべく。
「なんと!!!」と一瞬私の目がテンになり、鬼ババの表情になりかけたところで、
「こんにちわぁ~~♪」とほがらかな次男の声。
思わずそれにつられて私も「こんばんはー。あ、ここ通るなら、ここにロープがあるので足元気をつけてくださいね~」と自ら案内役まで。
まさかこんなところで、私の特技「気持ちの切り替えの早さ」が発揮されるなんて。
するとその3人組の男性も「あ、こんばんは・・・」と申し訳なさそうに通っていったのだった。

昼間のファミリーも、この3人組の男性も、いかにもアウトドアしてます!といった格好ではなく、夏に河原でバーベキューを楽しむ雰囲気。
私もえらそうなことをいえるほどの経験値はないけれど、おそらく彼らよりはキャンプ経験があるのだろう。
だとしたら、教えてあげればいいことなのだ。
でもさすがに、「こういうときは他人のサイトのロープ張ってあるところは通らないのがマナーですよ」とまではレクチャーできなかったので、もし万が一にもこのブログを見ることがあればと、ここに敢えて記録してみました。
そして、私自身も次男から「不愉快になってばかりいないで、自らが挨拶をすればいい」というのを学んだわけで。
おばさんになってもまだまだ学ぶことはたくさんあるみたいです。


と、閑話休題、昼間に戻ります。

今回のキャンプでは、川遊びも予定していたのだけれどお天気が微妙だったため中止。
となるとすることもなく、次男と私はお昼寝。
夫も昼寝をしていたようで、起きていたのは長男だけ。誰に咎められることなくゲームを堪能。


キャンプの目的はいろいろあると思うけれど、私たち夫婦の場合、日常の疲れをゆっくり癒すことも目的なので、ただ無駄にのんびり過ごす(昼寝)も大事な要素。
2時間くらい寝たところで目が覚め、「もっと寝れる。なんならこのまま明日の朝まで寝てもよし。」というくらいだったけれど、さすがに母としてそれはいかがなものか。
16時くらいから夕食の支度をはじめます。


地元の野菜と、家の庭で採れたプチトマト、それから冷蔵庫にあった野菜たちを持参してこれらをラタトゥイユに。
夏キャンプの我が家の定番。
簡単だし栄養あるし、なんといっても我が家の男子たちの評判がいい。
毎回適当に作っているので「今回はいまいち」とかあるけれども、まあ大きな失敗がないのもいい。


私が料理している間、子供たちは川へ。



兄弟で何かを作って遊んでいたようで、完成したときは「ちょっと来て」と長男が呼びに来たので行ってみると。


なぞのアート作品を完成させていました。
なんだこれ?

夕飯は、安定のBBQ


友人からお土産でもらった、キリン一番絞りの「仙台づくり」にあわせて、厚切りタンも調達。
今回、私としてはこの組み合わせを楽しみにしていたため、敢えてビール系はこの2本だけに。
2本に集中です。

がしかし。
小休憩の際、のどを潤すために夫が空けたそれが、


「あ、間違えちゃった!」と一口飲んだ夫が言い放つも、その顔に反省の色はまるで見られず。
しかも「質より量」派の夫が買ったのは発泡酒ばかりで本当のビールは1本もないのに・・・
にもかかわらず、妻の大事な2本のビールのうち1本に手を出すなんて。
・・・モーモーランドの悲劇を思い出しました。
あのときは、私の唯一のアルコール「サントリーモルツ季節限定バージョン的なやつ500mlを飲んだんだ!
ほんとうに憎たらしい。
今回は2本あったのが救い。
念のために買っておいた季節限定の缶チューハイがあったから、夫へのお咎めなしで済ませることができたけど、仏の顔も三度まで。鬼婆の顔は二度まで。夫よ、次はない。

食後は焚き火したり、


焼きポテトチップしたり、



マシュマロも、小さなランプの炎で焼いてみたり。



ごきげんよく夜を満喫したところで、就寝。21時。





2日目は、あと30分もあればアップできるような内容だけれど、眠くなったのでひとまず更新。
思いがけず、2部作となる。


(※誤字脱字等はあとで見直します)



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