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2015年08月30日

信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻

信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻

信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻
信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻 
  2015.8.8(sat)-9(mon)

それは6月のこと。
8月の初旬に青木湖でキャンプを予定しているというやんこちゃんから、キャンプのお誘いをいただいた。

やんこちゃんはお仕事の関係で、現在関西地方に住んでいるのだけれど、確か昨年の夏にも同じようにキャンプのお誘いをいただいたのに、マイペースな我が家は先に予定していたファミキャンを優先した結果、せっかくのお誘いをお断りし、そしてそのあとやんこちゃんは関東から関西に引っ越すことになった。
そのことをひどく悔やんでいた私は、今度こそやんこちゃんとキャンプをご一緒できるときがきたら何がなんでも。と、その意気込みたるや。

そういういわけで、今回もお誘いいただいた当初は夫の転勤問題も浮上していた時期だったのだけれど、「たとえ母子キャンプになろうとも」と、選択肢は「YES」しかなかったのだ。


結果的には、夫も一緒に行ける運びとなり、なんやかんやとキャンプ場の手配から何から何までやんこちゃんのお世話になり、そして当日。

一泊しかできない我が家、張り切って朝の4時半(くらい/もうすでに記憶の彼方)には家を出発。
恒例の、朝一ガソリン給油。
妻は心の中で「前もって給油しておけよ」とは微塵も思ったりしませんとも。

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道中、朝一私が用意しておいたサンドイッチと前日買った惣菜のコロッケ、ポットに淹れてきたコーヒーで朝食を済ます。
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キャンプって、現場での食材用意にコストがかかってしまいがちなのと、意外と往復の外食とかコンビニとかで買う食料にも散財しがちなので、出発時の朝食がいちばん適当でいいしお金をかけるべきところじゃないと判断した結果、ほんとうに貧相。(ただし、前日の多忙具合により、お金で解決する場合も有り)


キャンプ場も近くなってきた頃、信濃大町のザ・ビッグで買い物を。
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ちなみに、安曇野方面から青木湖に向かう場合は信濃大町店が便利ですが、
白馬のザ・ビッグものほうが若干近いようです。

■ザ・ビッグ信濃大町店
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■ザ・ビッグ白馬店
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買い物を済ませ、AM10時頃キャンプ場に到着。
原則的に、チェックインは12時のようですが、やんこちゃんが事前に確認してくれたところによると、管理人さんが9時には来ているとのことでそれ以降ならいつでもチェックインできるとのこと。

管理人さん?最初のとっつきは野暮ったい口調であれこれと注意事項や説明をされるので、ちょっと萎縮しかけましたが、話し終える頃にはそんな思いも溶けて、むしろいろいろと親切な方だと。
キャンプ場で過ごす時間を皆が楽しく過ごせるよう配慮してくださっているのでしょう。

そして指定されたサイトは、管理棟の前にある8番サイト。
事前の調査でサイトが狭いという情報を仕入れていたのである程度覚悟してましたが、確かに狭い。
ただ、お隣のサイトがまだ到着されていなかったので、設営のときはお隣のサイトに車を停めていいよとおっしゃっていただきました。

今回の我が家のテント、グランドハットとNemoのシャドウキャスターの組み合わせ。
どちらもそこそこ大きめなので(というよりコンパクトなテントを持っていない)どうやって張るか非常に悩み、結果的には雨の心配がないというのに、小川張り。

信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻

タープ、いらなかったんじゃないか?

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この場合は、コールマンのウェザーマスタードームテントのみ、でよかったかもしれない。


しかし、この狭小サイトも気にならないくらい、目の前に広がる青木湖の素晴らしさ。

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各自のサイトからも、湖に降りることができるシステム。
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なんかプライベートビーチ的感覚でテンション上がり、無駄にここを降りて足をつけて「ひゃあ」とか「気持ちがいいもんだ」などと言ってみる。

あと、各サイトに炉がついているので、おそらく火気を使用するにはたいへん良いポジションと判断し、ここにツーバーナーを設置。
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見た目以上に安定。湖を見ながら調理ができちゃうのだ。

桟橋から見る我が家のサイト。
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湖面に写るテントからも湖の透明度がわかり、いちいち感動。
もちろん、泳ぐ魚の姿も見えました。

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(写真には写っていません)

設営もひとだんらくし、まったり。
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狭くてごちゃごちゃしてても気にならないのは、その先の湖に目を奪われるから。

そうこうしていると、やんこちゃんファミリーも到着。
娘ちゃんとうちの次男は湖水浴。

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最初はもじもじしていた次男だけども、気が付けば二人なかよく筏遊びしたり。

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この筏、ちゃんとロープがついているから少し沖の方まで流されても桟橋から引っ張れば戻って来れるので、みんなに大人気。

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やんこちゃんちが持ってきてくれた水てっぽうを借りて楽しんだり。
写真整理していて気づいたのだけれど、私としたことが、次男が湖に入って楽しそうに泳ぐ様子をカメラに収めることはすっかり忘れ、あるのは湖上か桟橋か。

とはいえ、湖は水温が低いので様子を見ていないとすぐさま唇が紫に。
遊びたい気持ちとはうらはらに若干震えている次男を、半ば強制的に日光浴休憩。

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バカンスを楽しむカップルみたいでかわいい。

ひととおり遊んで、やんこ家の設営も一段落したころ、私は富士宮やきそばの準備に。
今回のキャンプ、我が家は1泊。やんこ家は2泊。
そして我が家と入れ違いでkumiちゃんちがキャンプインして、やんこちゃんちが帰る日にmoshちゃんちがキャンプイン。
という変則的なグルキャンのため、夏休みの繁忙期にまとまってのサイト確保が難しく、やんこちゃんちサイトが4番で我が家は8番というスープの冷めない距離キャンプ。
できあがった焼きそばをどのタイミングで持っていくかを、うまいこと様子みなければなりません。

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湖水浴で体を十分に動かした次男、すごい勢いで焼きそばを食す、の図。

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そして、昼食はそれぞれのサイトで適当に食べたあと、やんこちゃんたちは買い出しに出かけるという。
先に到着していた我が家を気遣い、買い物を後回しにしてキャンプ場に来てくれたのだろう。
2日間一緒にいて思ったのだけれど。この夫婦、人に気を遣わせないように気配りするのがほんとうに上手。気を遣ってます感は全然醸し出していないのだけれど、実は何かと気が利いているのだ。
そんなやんこ家が買い出しにでかけている間、我が家は各自適当に過ごす。
私と夫は交代で昼寝。
ただし夫の昼寝タイムは、ちょうど周囲がやや騒がしかったため「全然寝れねー」と言って、テントからモソモソ這い出てきた。
私は快適なお昼寝タイムを満喫。
次男はしばし湖をぼーっと眺めたのち、優雅なDSタイム。
(キャンプでゲーム、それぞれの家庭の方針があるかと思いますが、我が家はある程度の時間を容認。なぜなら私の根っこがデジタル派なので。だからこそこのブログも細々と続いている。)

信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻


我が家のサイトにはほどよい感じで木があるため、日中は木陰になってすごしやすかった。
信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻

一方、やんこちゃんたちが利用した4番サイトは、桟橋への通路の真横で木が一切ないサイト。
日中は日がカンカンに照りつけるけれど、桟橋付近で湖水浴するには絶好のポジションで、賑やかな雰囲気が好きな人には良いのかも。
さらに、夜がいい。
目の前を遮るものなく、静まり返った湖が広がるので開放感がすばらしい。
どこのサイトでもハズレ感はないんじゃないのかなと思った。狭いのはみんな一緒なので。


日が暮れてきたので夕食の準備にとりかかる。

我が家の今回のメインは、私の18番「パエリア」だったのだけれども。
フライパンの蓋を忘れて、パエリア失敗という緊急事態に。
パエリアに最も重要なのは「蓋」だと知ったアラフォーの夜。

そんなわけで、さんざん待たせた挙句、メインなしでノコノコとやんこサイトにお邪魔します。
信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻


枝豆と豚バラ肉の野菜巻きだけが今夜の頼り。
そんな我が家に、やんこ家からおいしい冷奴とか焼き物いろいろ、それからシチューが提供され、さらには、花火を忘れてがっかりしていた次男に、やんこ家から花火も提供されて楽しい夕べ。
(夏真っ盛りのこの時期ですが、夜は若干肌寒かったのでシチューの温かさがほっとしました)

しかも、どこかで行われているナイトカヌー探検的なイベントか何か。団体ツアーのようなカヌーが、暗く静まり返った湖に突如現れて、そして皆一様にこちらを見て通り過ぎていった。
「なんかシュールだよね・・・」と話していると、また次の団体ツアーカヌーが現れる。
次のカヌーは「こんばんはー」と声をかけていき、それに対して、「今の団体は感じがいい」とか言ってなんだかごきげんになる私たち。
こういうキャンプは今までにない。
そして考えてみると、初めてキャンプをご一緒したというのに、居心地よく余分なことをあれこれと喋ったような気がした私。

ほどよい時間で解散するも、「食器はうちの食器洗い担当の夫が明日の朝やるからいいよ~」なんて言ってその場を立ち去った私が、翌朝、すべてやんこちゃんが洗ってくれていたことを知り愕然となるのだった。

そんなことも知らずに、自分とこのサイトに戻ってきたら畔の植栽に蛍を見つけて、静かにテンションアップしたのち就寝。

信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻




信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻2日目
信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻

信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻


朝の湖はとてもいい。
田貫湖でそれを知って以来、湖畔のキャンプが大好きになったのだけれど、やはりいい。

確か、私が起きたのは5時半頃。洗顔して化粧して、まったりしていると、6時過ぎに夫が起きてきたのでコーヒーの準備を。

信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻


サイトが狭いので当然お隣さんともかなり近い。
朝からコーヒー豆をガリガリやるのもどうかな・・・と思ったけれど、前日の夕食準備時に発電機をまわしてなかなかのお祭り騒ぎだったお隣さんなので、まあこれくらいは気にしないかな・・・と勝手に解釈。
(ただし、気になったのは発電機の音くらいで、他はとくに騒いでもいなかったしキャンプで楽しく過ごすレベルの賑やかさだったので、気に障ることもなかったです。両隣がグルキャンで、さらに近距離だったけれど不快な思いをすることはなかったのがある意味すごい。)
夏のキャンプはビバお互い様(注:常識の範囲で)。


朝ごはんは、昨晩失敗したパエリアを再度温め直し。

信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻

失敗の原因はお米に火の通りが均一にならず、若干生米のところがあったこと。
悔しかったので意地でも火を入れるチャレンジ。
そしてアウトドア感いっぱいな微妙なパエリアとなり、まあなんとか食すことができるレベルに。

そんななか、やんこ家からホットサンドの提供が。

信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻


ありがたく頂戴したあと、少し休んで撤収。
チェックインは融通がきいたけれど、夏休みの繁忙期、チェックアウトは10時厳守です。

久々の10時撤収。
ただ、狭小サイトが功をなしてか、3人分だったからか、荷物もそれほど多くなく、とてもスムーズに撤収完了。
10時10分前くらいには管理棟に挨拶に行き、そして朝から湖水浴を楽しんでいるやんこ家にも挨拶を。

短い時間だったけれど、とても素敵な時間を過ごすことができて感謝です。

実は我が家が出発してすぐにkumiちゃんちが到着したもよう。そんなLINEがきたころ、我が家が向かっていたのは安曇野大王わさび農場。

信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻


無料で入場できるので人気スポットらしく、安曇野には何度も足を運んだ我が家ですが初めて訪れました。

信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻


水辺のとても雰囲気の良いところ。なんにもないけれど、散策するのにはちょうどよい広さです。

信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻


ここで、長男と一緒に留守を預かってくれている義両親におみやげを購入。(生わさびは買っていません)
その後、「安曇野といったら蕎麦」という安易な発想の夫婦と、その呪文にかかった次男は、たまたま見つけた蕎麦屋へ。

信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻

他にも店舗を構える比較的規模の大きいお蕎麦屋さんのようなので、失礼ながらもたいして期待はしていなかったのに。

信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻

とてもおいしい。
鴨汁つけそばに目がない私。今まで食べたなかでも、上位にくるほど私の好みで大満足。

お子様セット的なもの。
信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻

次男も大満足でペロリ。


帰りの道も比較的スムーズで、自宅に到着したのが15時頃。
キャンプの荷物をすべて片付け、それでもなお、わたしに「夕飯を作るかな」という余裕が生まれたので、同居している義両親を誘って一緒に手巻き寿司を。

信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻


ぬかりない嫁を披露できたところで、キャンプおしまい。


信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻
■キャンプ場メモ

本文ではまったくふれていなかった、トイレについて。
このブログの代名詞ともなっているソラオト基準ですが、やんこちゃんにも「トイレどうですか?ソラオト基準クリアしました?」と聞かれた際、苦笑いで「ま、まあね、ギリギリ」と。
トイレの外観も写真を撮らなかったのだけれど、こちらは簡易水洗式でさらには男女共用。また、今回私たちが利用したトイレは、3つか4つあるトイレのうち1箇所だけが洋式。

子供がいるので洋式だけをターゲットにして利用していました。
が、ギリギリです。
閉所恐怖症チックな私でもあるので、狭くて匂いが気になるとなると非常に厳しい状態。
ギリギリというか、むしろアウト気味という判断でも。

ただし、ロケーションとしては今までのキャンプ場の中ではベスト3に入るといっても過言じゃないレベル。
狭いサイトもあのロケーションのためなら全然我慢できます。
管理人さんも気さくだし、炊事場もいつもきれいだったし、冷蔵庫もある。

ただ、トイレ。
子供がもう少し成長したらまた利用できるはず。利用したい。
もしくは私のトイレ基準が下がるか。
ちなみに、今回ご一緒したやんこちゃんや、入れ違いになったkumiちゃんちはリピーターなので、あくまでもソラオト基準です。


そういえば、一日目にキャンプで私は初めてブヨに噛まれました。

信州の湖畔で避暑キャンプ、の巻

すぐに気がついたのでポイズンリムーバーでこれでもかっていうくらい血を吸いだしたので、後日それほど酷くならなかったのが不幸中の幸い。(歩くと痛かったけど)




















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