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2016年10月19日

奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】

キャンプとは関係のない、それどころかアウトドア記事でもないただの家族の思い出記録。

奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】

2016.8.10(wed)
奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】
私は仕事から帰宅後、次男に夕飯の牛丼を作りそして次男が一人食事を済ませている間、旅行の荷物を車に積み込んだり車中泊に必要なタオルケットや枕なんかを積み込んだりしたのち、慌ただしく次男と入浴を済ませた。
通勤に片道2時間かかる夫が帰宅したのが20時ごろ。
すぐさま自分の荷物を支度し、入浴を済ませて自宅を出発。
その頃、長男は塾。彼は塾に行く前に入浴を済ませているし、塾のある日は姑さんが長男の食事を用意してくれている。(二世帯住宅の特権)
塾終わりの長男をピックアップしていざ向かうは奈良県。
奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】

夫と私の夕食は牛丼をお弁当にしておきました。
夫が先にそれを食べている間私が運転し、食べ終わると運転を交代して私が食事。
夫はそのままずっと運転手、という流れ。

香ばしい牛丼の匂いが充満した車内は、夜出発のウキウキ感でテンションの上がった子供たちと私はおしゃべりが止まらない。
が、まもなくすると、国道1号線のひたすら単調で見ごたえのない暗闇な景色と心地よい車の揺れで、あっというまに睡魔におそわれそして睡眠モード。
途中、寝心地の悪さに何度か目を覚ますことはあったものの、目を完全に開けることはなく、そして車がどこぞの駐車場に停まったときに目が覚める。

そこは、奈良県の「針テラス」という道の駅だったので、「もう奈良県?!」とびっくりしてしまった。
私がうつらうつらしている間に、夫はひたすら走り続けていたのだ。

奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】

(針テラスのHPから画像をお借りしました)


夫の話では、浜松までは国道を走り、そこから高速を使って走ってきたのだそう。
道の駅でようやく仮眠を取れた夫だけれど、その2時間半後には夜明け。


2016.8.11(THU)
奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】
奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】

外が明るくなってふたたびテンションが上がってきた私が、いそいそと身支度をはじめたりして落ち着かなかったのか、運転席で窮屈そうに仮眠していた夫も起床。
体を横にしているこどもたちはすっかり熟睡。

奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】


出発のときはテンション高かったはずなのに、朝になると眠気には勝てないようで、旅行とはいえご機嫌よく起きることはありません。
さて、ここまで老体に鞭打って運転してきた夫の労をねぎらい、ここから橿原神宮までは妻の運転。
くねくねの山道や、のどかな田園風景や市街地などを走ること約1時間。
最後の最後で少し道に迷いつつ8時少し前に橿原神宮に到着。

奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】


実は今回の旅、ここ橿原神宮を訪れることが一番の目的です。
御祭神は初代天皇、神武天皇。
今年の4月、何の気なしに友人との話題にあがった橿原神宮に非常に興味が湧き、そして「いつか行ってみたいなあ」と思っていたのがなんと8月には実現。そういうタイミングだったのかも。

奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】

早朝の境内は空気が特別。

奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】

気持ちが凛とします。

奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】

なぜか手水舎を熱心に撮影していた長男。

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南神門に到着。

奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】

さらに砂利道を歩いて拝殿へ。外拝殿は入母屋造りの美しい線形。
後ろに見えるのは畝傍山だそう。

外拝殿から先にある内拝殿。

奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】


神聖で厳かな空気感はもちろん、日本の伝統的な建築美もまた魅力。

奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】

そして、手水舎の先に見える深田池のほうへ足を伸ばしてみることに。

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ここには亀もたくさんいて、亀好きの長男が何枚も写真を撮っていたのだけれど、それは画的にちょっと微妙な感じだったので割愛。

奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】


そのすぐそばにある橿原神宮の末社、長山稲荷社。
こちらは少し鬱蒼とした杉林?の中にひっそりと佇むさまは橿原神宮の雄大さとは対照的。
なのだけれど、個人的にはここのパワー感はすごいなあと思った次第。

奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】

ほんとうはもっとゆっくり散策したかったのだけれど、このあと京都へ移動のため後ろ髪をひかれる思いで橿原神宮を後にします。


そして、京都に入りまず目指したのは「東映太秦映画村」
京都旅行の懸念点である「歴史に興味が薄い子供たちがどうやって京都を楽しむか」という点で、少しでもレジャー感を取り入れる作戦の一つ。

奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】


入村料、大人2,200円、中高生1,300円、子供1,100円と、入村するだけでも、ソラオト家では計6,800円の出費。
さらに中に入ると別料金のアトラクションがあり、これをいちいち楽しんでいたら軽快にお財布が軽くなっていくシステム。
ということで、我が家は、「厳選された1アトラクションを楽しみ給え」方式で子供たちにどれがいいのか尋ねたところ、からくり忍者屋敷を選択。

奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】

中2の長男に次男を託すと、「えぇ!!?僕だけ?」と次男の付き添いが自分だけということに若干の動揺。
「親の分まで払うとさ...けっこうな出費に...」と情けない懐事情を説明すると、渋々ながらも弟の手を握って中へ。
たぶん、お化け屋敷的な感じで不安だったのだと。こういうところが意外にも幼い長男。

しばらく待っていると二人が出てきたので「どうだった?」と感想を聞くも、「あーー、まあまあ...」的な長男。
次男に至っては「全然面白くなかった」とまで言い出す始末。
ただ、そんな次男の顔はわりとほくほく顔でまんざらでもない様子だったので、それなりに楽しかったに違いない。

その後はお金のかからないオープンセットを満喫。

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ジオラマとかミニチュアが好きな私は、こういう再現建物系にも弱く、生活感ありありな洗濯物とかにも夢中でカメラを構えます。

奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】

建物内が凝っているところは子供たちも興味津々。

奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】


奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】

ただやはり、子供たちは消化不良気味。特に次男。
オープンセットをひととおり見終えたとき次男の目に入ったのが「トリックアート館」。
次男が興味を見せたとき、長男が「ぼくのお小遣いで入ってくるよ」と。
さすがにそこまで子供に気を遣わせてしまったことは親として恥ずかしかったので、夫がチケットを購入して兄弟なかよく入館。

奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】
奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】


にこにこしながら出てきた次男に、「楽しかった?」と聞くも「まあまあ」。
いや絶対楽しんでたはず。
あとで長男が撮影した写真をみせてもらったらやはり。

その後、レストランやショップのある入口の建物に戻りそこで昼食。
そして戦隊もののエリアへ。

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ここでは、無料のショーなんかも楽しめてちびっこ次男もそれなりに満足したもよう。

奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】

最後におみやげを少し調達して映画村をあとに。

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次に向かったのは宿。
今回お世話になった宿は錦市場のすぐそばにある金波楼さん。

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当然、宿リサーチは妻の役目なのだけれど、観光都市京都の数ある中からここを選んだ理由は
・大浴場が2015年にOPENしたばかり
・夕食、朝食付きなのに値段がお手頃
・クチコミが良い(特に「施設はそれなりの年数ですが掃除が行き届いていて気持ちよく過ごせた」という声)
・場所が良い

楽しみな一方、実際行ってみるまではやはり不安。
16時頃到着予定と伝えてあったのだけれど、15時少し前に到着。
こちらの宿は、駐車場がないので近隣の有料駐車場を利用するとのこと。
ただ、到着した際、思ってた以上に宿のある場所の道が狭く、車をどうしたらいいものか戸惑ってしまったのだけれど、その後宿の方の段取りでスムーズに。

お部屋に案内していただき、荷物を置き一休みしたのち、長男の希望である「わらび餅が食べたい」を実行すべく甘味処を探しに祇園界隈へ。
宿から祇園界隈まで歩いて20分くらいだったか。
賑やかな繁華街を歩いていきます。
夕方に近づいてきた時間帯とはいえ、夏の京都。
しかも人混みのなかを歩いてきたので、さすがに次男も「疲れた、喉がかわいた、なんか食べたい」と若干グズってきたところで、事前に調べておいたお店に到着。
がしかし。行列・・・。
甘味処で行列。ラーメン屋と違い、食べ終わってもまったりおしゃべりが続くわけです。
先が見えない行列に並ぶことを断念して、「京都なら他にもありそうだよね」とあてもなく適当に歩いてみたらちょうどよく目に入ったお店がこちら。

奈良橿原神宮と京都旅行記【前編】

中に入ると、カップルが1組並んでいたけれど、まあ1組だし。しかもすぐ案内されたので、次は我が家。
と思ったらここからが長かった。
やはり、食べ終わってもまったり、なのだ。

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吹き抜けの梁を眺めたり、店内の様子を伺ったりしながらただひたすら次男をなだめつつ待つこと十数分。いや、2、30分は待っただろうか。
ようやく席に案内されて一安心。
するも、メニューを見ると「わらび餅」がない。

しかも、こじゃれたかき氷とこじゃれた和菓子と洋菓子風なものが数種類。
「いちごのかき氷食べたい」と言っていた次男に、「ゆず」「抹茶」「きなこ」しかないことを伝えられなかった夫婦は、討議の結果、いちごとは同じ果実の仲間ということだけで「ゆず」にかけてみたものの、やはり次男の口には合わず。(ちなみに大人はとても美味しくいただきました)

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そして、わらび餅を断念して「きなこ」のかき氷に白玉を追加した長男のそれには、わらび餅がトッピングされていて思いがけずわらび餅を堪能することができたという。

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さらに、次男がまさかの「きなこ」を気に入り、長男とシェアすることに。
ほんとうは「一人で全部食べれる!」とウキウキしながら食べ始めていた長男だったのに、次男がこちらを気に入ったとわかると、嫌な顔せず次男とシェア。
こういうとき年が離れた兄の優しさが身にしみる。

私はこちらを注文。

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お抹茶がついて、これまた美味しくいただきました。
優雅なティータイムを過ごし、先斗町界隈を散策したり、錦市場をそぞろ歩いたりして京都感を満喫しながら宿へ。

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宿に戻ったのが18時ごろ。19時の夕食までにお風呂を済ませておくことに。
大浴場も脱衣所もリフォームされて清潔感があり非常に気持ちよく利用出来た上に、時間帯的に他の利用客もなく貸切。
ただ、時間がかぎられていたのであまりゆっくりできないままお風呂から出て、部屋へ戻るとちょうど夕食。
これ、ビールがおいしいパターン♪

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って、こんなときくらいビールを頼めばいいのだけれど、あまりに疲れてしまい、気分的にビールだとヘビーだったのでその下のランクでカジュアルに。
お部屋食なので、宿に戻る途中のコンビニで調達。

7歳の次男にはお子様御膳。

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ものすごく豪華!というわけではないのだけれど、思った以上にお腹いっぱいになり、そしてどれも美味しくて、さらに、仲居さんの気遣いが温かく、とっても満足な晩を過ごして一日をしめくくり。

2日目へつづく。


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Posted by ソラオト at 22:55 │旅行

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