－－soranote

2月2日。良いフウフの日でもない、いたって普通のフウフの日に入籍をした夫婦は毎年決まって同じフレンチレストランで食事をしている。

という冒頭文を覚えている人はいないでしょうからこちらにリンクを貼っておきますが、そんなわけで今年の入籍記念日もまたキャビン泊か？と思っていたら夫から｢今年はディズニーにでも行こうか？」と昨年の暮れに突如提案された。

（以下、キャンプネタでもなければ主題のＴＤＲにもたどり着かないという、全く持って個人的備忘録です。)

キャンプブログでありながらこんなことを言うのはどうかと思うのだけれど、私にとって

というのは紛れも無い事実なので、二つ返事で夫からの提案を承諾。

我が家からTDRまでは、日帰りでも苦じゃない距離なのだけれど、ホテル泊を絡めて行けるのはやっぱり嬉しいし楽しみも倍増。
そして費用も倍増。
高級テントが1幕買えるくらいなのだけれど、それでもやはり



そして、本来の記念日である2/2がちょうど日曜日だったのだけれど、前日の2/1に私が休日出勤。
さらに、長男の小学校が2/8(土)に登校日である代休として2/10(月)が休みなので、夫婦と次男も10日を休むとして2/9～2/10の1泊2日でリゾートを楽しむ計画に。

が、しかし。その2/8(土)は記録的な大雪に見舞われることに。

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2014.2.9(sun)
【Tokyo Disney Sea】　

8時30分の開園2時間前スタンバイの予定で朝4時出発を考えていたのだけれど、雪の影響を考慮し夜中1時出発に。
いつもなら、東名高速を使って東京方面へ向かう際、最寄の「富士IC」を利用せず一般道で「御殿場IC」まで向かい、そこから東名を走るコース。
ところが今回は、御殿場ICまでの一般道は雪で通行止めになっている可能性も高く(「やまぼうしキャンプ場」や「富士サファリパーク」の道)、また、国道1号線は箱根峠を越える「天下の剣コース」。これまた凍結等で通行が危ぶまれるし、とにかく高速、さもなければ246、を合言葉に進む。
そして高速に乗る前に念のため道路状況をネットで確認。NEXCO中日本の情報と日本道路交通情報を駆使して「東名は(一部区間を除いて)通行止めになっていない」ため、一家は安心して東名利用。

「東名で行けるとこまで行こう」ということになり、あとは夫に運転を任せ私は子供たちとともに深い眠りに。
そして外の明るさに目を覚まし、時間を見るとAM6時。
フロントガラスの向こうに見える景色からいくと、どうやらどこかのパーキングエリアらしい。

「ここ、どこ？」運転席の夫に尋ねると、「愛鷹だよ。」
「あー、愛鷹ね。..................　　　　


えぇっっ！！！？？？」





通常なら、20分程度の距離をなんと5時間！
パロインキャンプの偵察で千葉県は成田市に向かった際に「5時間、5時間」騒いでいた、あの5時間だというのだ。
なんなら、「遠いからもうないかも」とやさぐれた那須高原のキャンプアンドキャビンまで行けるという、あの5時間でもある。
それをほぼ地元といってもいい地域の移動で5時間だ。

しかも夫は「かろうじてこのPAまで来れたけど、ここからまったく動かないんだよね。」と途方に暮れている。
ここから動かない...5時間もここにいる...
果たして我が家は今日中にディズニーシーに到着できるのだろうか、という不安と「できれば今日中に到着しますように」という祈りでいっぱい。

そんな中、ちょうどPAに停まっていた車が少しずつ動き出して本線まで流れて行き、「ようやく光が！」と思ったところで停車。
よもやこれまで。
中日本の渋滞情報や通行止め情報を確認するもやはりこの区間の渋滞情報はなく「どういう状況なのか」すらわからない状況。
こんなときはＴｗｉｔｔｅｒだ。「東名」をキーワードに検索をすると、同じく渋滞にはまって成すすべを失った人々のつぶやきを発見。
どうやら、沼津ＩＣの先の裾野辺りで雪の影響で立ち往生した車が数台あり、その車の撤去作業に時間がかかっているらしい。
しかも雪の影響は、ＮＥＸＣＯ中日本のシステムにも障害を生じ、この渋滞情報を反映できていないのだそう。
「ほらねっ！！きっとノーマルタイヤでチェーンも巻いていないんだよ。それなのに高速走ったりするから！！こういう迷惑が起きるんだよ！！それに、何っ！？システム障害？通行止めになっていなから高速利用したのにこれじゃ詐欺じゃん。こんなんでも高速料金取られるんでしょ？」
ブリブリと腹を立てつつも、なんとか沼津ＩＣまでやってきて東名を脱出。

そして、どうやら246も大渋滞のもよう。
こうなると残された道はひとつ。
「天下の剣コース」いわゆる箱根越え。
もっとも敬遠していたコースなのだった。

が、ポジティブに考える。
スタッドレスタイヤを履いている我が家のハイエース。チェーンも一応持っている。
その昔、峠仕様の車で箱根に走りにきていたらしい夫の腕に家族の命を預けます。
「箱根走ってたとか、そういう時代に出会ってなくてよかったよ～。」と、以前わははと笑ったことを少し悔い改めます。


沼津ＩＣから箱根峠の入り口までの道はガラガラ。
そして箱根のルートもガラガラ。
さらには、積雪こそあるけれど道路は除雪され凍結もなく気をつけて走ればまったく問題のないレベルの道路状況。
快適に峠を越えて、神奈川県入り。そして厚木から東京ＩＣまで軽快に進み、あれよあれよとディズニーリゾートの景色。

なんだったのか。

でも夫婦は学ぶ。
「大雪が降った翌日も高速道路を使うべからず」
「箱根峠は雪に強い」
(※主観です)


つづく。