－－soranote

　2017.3.11(sat)－12(sun)

今年初のキャンプから帰ってきました。
キャンプブログとしてはご無沙汰しておりましたが、ようやく冬眠から覚めキャンプモードに始動。
３ヶ月もキャンプしないでいると、次第に「キャンプ？めんどくせーな」とやさぐれていく様を実感させられます。
あやうく「年一でもいいんじゃないか？」とさえ思い始めるところでした。
実は２月下旬にもキャンプの予約、しかも北軽井沢SGという大好物キャンプ場でのキャンプを予約していたにも関わらず、「キャンプのテンションじゃない」とキャンセル。
そんな実績を抱えての今回のキャンプ。
食事のメニューも、前日までの準備も、至ってローテンション。

しかしながら今回のキャンプ地は、PICA富士西湖。
我が家からも近距離で、電源付き・お湯が出る、トイレは清潔(温便座)、雰囲気なかなか、オフシーズンは低価格、そして何度か利用しているので勝手がわかる、という今の私のテンションを無駄に下げる要素のないキャンプ場。

ハッピーフライデーを利用して、土曜日の早朝(といっても9時)にチェックインを目指す段取り。
出発前、夕飯用に使う家庭菜園の水菜を採って土を洗ってるときに忘れ物に気づいたので、夫に「そうだ、カセットコンロ使うから持ってきて」と声かけたところ、
「え？」と聞き返されたので、「カセットコンロ。鍋のときに使うやつ。」と説明付きで伝えたところ、「ああ、カセットコンロね。」と言うので、（だから言ってんじゃん）と若干イラつきを覚えながらも出発。

車中、「どうして長男はモテないのか」とか「長男の通う塾の夏期講習が過酷で楽しみ」とか今回は不参加の長男の話を私がわりと一方的にしゃべり続けているうちに到着。


予約していたBサイトの指定場所へ向かいます。
サイトレイアウトにあまり悩む必要のない駐車場タイプなので、ソラオト夫妻恒例の「テントとタープの位置で小競り合いタイム」もなく、スムーズに設営完了。


今回は、グランドハットをハーフインナーにして、リビングスペースに夫の寝床(コット寝)を用意。


やや狭い空間ではあるものの、快適指数はなかなか高め。
グランドハットの用途が少しずつ広がってきてる一方で、やはり微妙なところで残念感をどうしても払拭できない。


言葉にするのも面倒なほど細かいところでストレスが多いのが特徴。
でもかといって新しいテントを買う財力もないので、いつもと変わらない景色で満足を得る。


設営も一段落したところで、11時過ぎ。
買い物がてら、お昼ご飯も食べてしまうことに。
で、向かったのは河口湖のForestMall


私は静岡県民だけど、河口湖側から見る富士山も好き。
個人的には、富士山が一番美しく見えるのは河口湖側から見た富士山だと思っているほど。
地元から見える富士山てのは、見慣れて親しみがあるから好きなだけで、美しさでいったら河口湖側だと。
河口湖町に縁もゆかりも恩も義理もないけど。


そんな富士山をちょっとだけ望みながら、ラーメンを食べ、買い物を済ませふたたびキャンプ場へ。

午後は特になんの予定もなかったので、次男の好きな釣りをすることに。
何度かPICA西湖を利用しているけれど、釣り堀で釣りをするのは初めて。
なぜなら、ここでは釣った魚は自分で捌かなければならないという拷問が待ち構えているのだ。
でもまあ、「釣れたら」の話であって、仮に釣れたとしてもなんとかなるかー、ということで釣り堀へ。


前の週に過剰歯の抜歯のため日帰り手術を受けた次男は、一週間「運動を控えるように」とのことで体育の授業はもちろん、普段の遊びでも鬼ごっことか走り回ったりすることは禁じられていて、この日ようやくそれが解放。
キックボード？ローラースルーゴーゴー的な乗り物を持ってきて、移動はすべてこれ。

さて。釣り堀の受付は管理棟。


そこで釣竿と餌のチーカマとバケツを受け取って釣り堀へ。

魚の様子を見てみると、いるいる。
ただ、普通のニジマスとともに黄金色のニジマスもいる。
夫から「黄色いのも普通に食べれるんだって」と管理棟情報を伝え聞く。
私の実家の近くある神社の湧水池にもこの色のニジマスがいて、小さいときから「黄色いのは神様のニジマス」となんとなく思い込んでいたため、それを釣るというのはいかがなものかという感覚。
ましてやそれを食べるだなんて。
神様じゃなかったとしても、ビジュアル的に受け付けにくい。


ひとまず、釣るなら普通色のニジマスでよろしく。

とはいえ、なかなか釣れない。
4匹釣れるまでは時間無制限とのことだったので、夕方までのんびりと過ごすことにしようか、なんて思っていると。
最初の一匹目ゲット！




だめなやつ。

すかさず、リリースを推奨するも釣った人(次男)により却下。
仕方なく、そこから黄色いヤツを食べるイメトレをじんわりと開始してみる。
うっ・・・。

しかし、その後。自称「釣り名人」の次男により、当初予定していた3匹ゲット達成。
そこで、「4匹目を釣ったら、黄色いのは逃がしてあげようよ」と提案。
この作戦にまんまとのってくれた次男が無事4匹目を釣り上げ、そうして黄色いヤツは池に返され母は一安心。

がしかし、本当の戦いはここからだった。
釣った魚を捌かねばならない。

過去に、川釣りで釣ったあまごなどは小さかったのでそのまま焼いて食べてしまったけれど、釣り堀のニジマスだし、大きさもそこそこだし、やっぱ内蔵取りたいよね・・・
それに、魚を調理したことくらい主婦歴17年の私にもあるってもんだ。
(でもそれは生きてない魚だった)

炊事場に掲示されていた、ニジマスのさばき方を見ながら意を決します。

バケツの中で泳いでいるニジマスを掴んだ瞬間・・・
ヌルっとした感覚・・・うぅーーーー
しかも勢いよく跳ねて動くそれをギュッと掴んで、腹に包丁を入れる・・・
包丁を入れ・・・
入れ・・・
られねーーーー！！！
うぎゃっぁ！
ヒィィ～～～～～！！
怖ェェェーーーーーーッ！！！

夫に助けを求めるも、状況はさほど変わらず。
仕方なく二人で格闘。痛み分け作戦です。
ようやく包丁を入れられたところで、内蔵がうまく取り出せない。
しかも内蔵取り出しても生きてる。生きてるんだってば。もう！
こっちの内蔵が出そうなくらい。
ニジマスに謝りながらなんとか3匹の下処理を完了。

とんでもない疲労感。

釣りってこんなに辛かったっけ？
そんなふうにして苦労したニジマスを炭で焼いたのがこちら。


私は、ここから出会いたかった・・・。

ニジマスですっかり疲れた私は、そのまま夕飯の支度へ。
もう「早く食べて早く寝たい」それだけ。


夕飯はしゃぶしゃぶと「九州かしわ飯」(釜飯の素で炊いただけ)
この時、時刻は17時過ぎくらい。18時前だったか。
食べ終わってもまだ少し外は明るい。


のだけれど、さすがに外で食べるには寒かったのでテントの中で食事をして、その後夫は外で焚き火。
私は前日の寝不足とニジマス騒動での疲れが出て、持病の座骨神経痛が悪化したためしばし仮眠。
そんな母の横で次男はDVD鑑賞。と、それぞれの時間を楽しむ。
小一時間ほど横になって、体半分の痛みと痺れが少し和らいできたので(キャンプしている場合なのだろうか)、のそのそと起き上がって外へ出てみる。


目の前のTEMBAサイトで大焚き火が始まっていて、その焚き火を離れて見ながら自分の焚き火を楽しむ会。


でもやはり寒くて、飲みかけのビールと、ワインをコップ1杯飲んだところで就寝の支度。
21時半。
暖は、セラミックファンヒーター２台だけでしたが、特に寒さを気にすることなく朝までぐっすり。


リビングスペースでのコット寝初挑戦の夫は、スカートなしのテントのすきま風が心配されたものの、「特に寒くなかった」とのこと。
今年買ったばかりのナンガのシュラフと、去年から愛用しているEXPEDのダウンマットのW効果なのかと。
ちなみに、妻と次男は、キャンプをはじめたときから愛用している安い寝袋とコールマンのエアベッド(シングル)で大満足している次第。

朝は、昨晩のしゃぶしゃぶの出汁と炊き込みご飯で煮込んだ雑炊と、定番のホットドッグ。

Bサイトにロケーションはまるで期待していないのだけれど、今回のサイトではそこそこの眺めで清々しい気分。


パオも全棟利用されていたかな。


確か、Aサイトのほうは全部埋まっていた感じだったけれど、Bサイトは半分くらい。
騒がしすぎず静か過ぎず、ほどよい感じの賑わいでたいへん心地よく過ごせてよかった。

来週もキャンプ予定なので、めずらしくブログをさっさと更新。